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【授業】心臓は筋肉のかたまり

立冬である。「(゚o゚)ゲッ!!」自分で言ってみて驚いてしまう。「冬」なのか。
季節は、こちらの「思い」とは、関係なく確実に、過ぎていくものである。あたりまえと言えば、あたりまえのこと。そもそも、23.4°の傾きと我らが太陽の周りを一年かけてまわるという「運動」に起因するものであるから、「思い」などと関係あるはずもない。季節はスパイラルに移ろいながら、どこか方向をもっていると感じるのは、「ちくわ」の思い込みに過ぎないのかも。
 皮肉にも比較的「あたたかい雨」の降る立冬の朝である。
▼私たちのからだのなかに、あたかも「思い」とは関係なく、時を刻むシステムがある。それが「心臓」である。
こちらの方は、実は「思い」とは深く関係するのだが、そればかりを強調するのは、真実を曇らせる。
わけが、わからぬことを書かずに、授業のつづきを語ろう。
この「心臓」というのが、次の授業である。やっと血液のなかに入った栄養である。でも、まだこれだけでは初心は果たせていない。全身の60兆の細胞たちが、栄養(エサ)を待っている。
それにしてもみごとなシステムをつくりあげたものである。
Dscf7318▼このシステムの動力源、有限の4Lの血液を循環させる偉大にして強靱なるポンプ=「心臓」
これだけは、どうしても「ホンモノ」を見せたかった。触ってみてこそわかるその強靱さ、プリプリ感を体験させたかった。いかにうまく説明しても、リアルな画像を持ってしても、この「感触」は伝わらない。
 久しぶりの「入手」だけに、うまく手に入るのか不安であった。しかし、「勉強のため」ということで無理を聞いていただいた。今回は、ブタの心臓5個を入手することができた。
▼ほんと久しぶりのホンモノの心臓を使っての授業である。私の方も少し興奮していた。鼓動も高まっていたかもしれない。前半は、できるだけこの高揚をおさえて、「ぬり絵」と教科書の図とで、この巧妙なつくりとはたらきを説明する。例の4Lの血液をみせながら、
「さて、こんなかに食べた栄養がたっぷり入っている、しかし、これだけでは最初の目的は達成できていない。まだ、60兆の細胞にまで至っていない…」からはじめて、生命のライフライン=血管、ポンプ=心臓
○血管と四つの部屋と役割
○弁のはたらき
○肺とのつながり
○右心室と左心室のちがい
等々 を説明する。「ことば」で伝えたのだ。
意識的につかったのは
「すばらしい」「うまくできていて」「すごい」…できるだけ後で、さわってみたくなるようにし向けたつもりだ。
Dscf7330▼一通りの話が終わったところで、「では、ここにブタの心臓があります」とそのひとつをとりだした。
後で見せますと言っていたはずだが、まさかと思っていたのか、模型ぐらいを予想していたのか、一瞬教室が静寂。
「我々の心臓の大きさもこんなもの、そしてここにあります」と自分の身体のその部分にあててみる。
「外形の心臓のハート形も納得できますね」
開けてみる。
見どころをあげる。
・左心室と右心室はどれ
・左心室と右心室の壁のちがい
・心臓の大部分を占める心室 とりわけ左心室
・血管の強さ
・心臓自身にも血管が
・筋肉とけん
・なにより「筋肉のかたまり」
ぜったいにちょっとでも「さわってみる」ことを指示して、
心臓の個数5つのグループに分かれる。
▼観察実習をはじめる。恐る恐る心臓を持っていったグループもいつしか、「へえー!」「ほんまや…!!」
の声が聞かれるようになっている。
各グループをまわりながら、「見どころ」「さわりどころ」をくりかえす。

「もう、一生こんな経験はできないかも知れないから、今、ぜひ・・・」と。

私の「思い」をはたした授業だった。

 

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