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【授業】はじめに原子ありき(2)

▼今朝はまたしても雨だ。天気予報はあたっていた。冬は、一挙にはやってこない、季節の移り変わりも螺旋的である。そう言えば、この「雨がどのようにして降るのか」も、今年度中にやらなければならない不思議・謎解きだ。だとすると、授業の方もやっぱり急がねばならないようだ。
 昨日は、朝から学校に行っていた。単元が終了したので、その片づけと、新しい単元の準備をやった。
「究極のクリップモーター」を学習して、「地球カレンダー」を学習して、【動物の世界】を学習しての三つの生徒の感想文を整理しながら読んだ。読みながら、すごく元気がわいてきた。このうえない「エール」をもらった気分だ。
▼あたらしい単元【化学変化】の準備をはじめる。教科書の実験リストアップからはじめた、「読み物」なかの小さな実験をいれると20あまりになる。
 これまでの私のやってきた【化学変化】でも、「還元」の部分をのぞくと18である。もちろん重なるものもあるが、異なる部分もある。位置づけも微妙にちがう。
でも、教えたいことは、そんなに変わらないはず。
 教科書をチェックしたあと、さっそく板書用「原子モデル」づくりをした。それを使うときの授業をイメージしながら、
今さら、このようなアナログな作業が必要なのかとも思いながらも、やっていくうちに、だんだんこの作業が楽しくなってしまった。ほんとうにこんな「原子」で、世の中のすべてものができているなんて不思議だ。
▼最初の授業『はじめに原子ありき』つづきを書いておく。
アルミニウムで、原子の実在を説明し、その大きさは、「恐ろしく小さい」と話をした。
そこまで報告していたはず
そして、次に「恐ろしく小さい」例として、たまたま読み始めたシュレーディンガー著『生命とは何か』(岩波文庫)のあの話を入れてしまったのである。

 そもそも、原子というものは実際まったく小さなものです。われわれが日常生活で取り扱うものは、どんな小さな一片の物質でも、とほうもなく多数の原子を含んでいます。このことを人々にピンとわからせるために、いろいろな説明の仕方が今までに工夫されてきましたが、ケルビン卿の使った次のようなたとえほど印象的ものはないでしょう。いま仮に、コップ一杯の水の分子にすべて目印をつけることができたとします。次にコップの中の水を海に注ぎ、海を十分にかきまわして、この目印のついた分子が七つの海にくまなく一様にゆきわたるようにしたとします。もし、そこで海の中のお好みの場所から水をコップ一杯汲んだとすると、その中には目印をつけた分子が約100個みつかるはずです。(『生命とは何か』P17より)

実際にビーカーに水を汲んで、アルミホイルのときと同じように「分けて・分けて…」をやってみてのちに、「最小の水の粒」をだしてやってみて、この話を引用させてもらった。
 後から考えると、これはフライングだった。「分子」導入に使った方がいいのかも知れない。
ともかく実在の「恐ろしく小さな粒」を印象づけたかったのである。
▼次にもっともっと驚異のことがある。
この原子は約100種類ほどしかない。そのうちの20~30種類ほどの原子で、全てのモノができているという事実である。この驚異の事実、この感動の事実はどのようにつたえればいいんだろう。
この原子の一覧表=周期表が教科書の裏表紙に出ているので紹介する。
「昨日まで勉強していた、私たちのからだも、この原子からできているんです。食べ物の栄養のところで、すぐ後で
勉強するからとあげておいた記号ありますか。Cは… タンパク質だけに書いたNはありますか」
▼もう一度教科書本文にもどる。
ノートにまとめる。3つのこと
1 原子は不可分
2 原子不滅の法則
3 原子は個性(大きさ、質量)をもつ 
そして、原子記号だ、これからモノの世界を探検をしていく、そのときの共通言語(世界共通だ!!)
今回もダジャレで挑戦してみたが、以前のバージョンでは通用しなかったようだ(^_^;)
あらたなのをあみ出す必要が…。
「錬金術」にも少しだけふれた。(興味を示す生徒がいた、ここに導入授業のヒントがあるかも)
最後に、次を繰り返した。
Kagakumoku

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コメント

おはようございます。「動物のくらし・・」の次に「化学変化・・」に入られたようですが、「天気・・」は最後にされるのでしょうか。標準的な指導の流れは、次は「天気・・」なのですが・・

投稿: sakamoto | 2008/11/16 07:03

おはょうございます。
コメントありがとうございます。
(゚o゚)ゲッ!!そうなんですか。昔から、一分野と二分野は交互にやっていますので、この方が標準かと思っていましたが、そうではないんですね。
 「原子」つながりで、これもいいかなと思ったりしています。『天気の変化』に入られるなら、先行情報をよろしくお願いします。今のところ『天気の変化』は、これまでの流れを踏襲したものをやるつもりでいます。
 冬休みの宿題を考えました。
「地域の天気ことわざ 3つ以上収集(聞き取り取材)」です。地域のご高齢の方が活躍されている地域でもあり、期待できそうだと思っています。

投稿: 楠田純一 | 2008/11/16 10:11

「はじめに原子ありき」でいくのがいいですね。
いつも楽しみに読ませて頂いています。

僕は1年の1学期に「金属」の学習をして、
「すべての物質は原子からできている」ことを教えます。いろんな場面で、使っていく中で
子どもらの「原子論」は豊かになっていくことになります。
「恐ろしく小さい」は、逆に「恐ろしくたくさんの原子が集まって」と表現します。
我々が手にする大きさの物は、10の24乗個ほどの原子からできている。
「10の24乗個=1べらぼう」であると教えます。
「1べらぼう」は、まだ教科書には書いてないけど、
いつか教科書に書かれるはずの「数」であることを付け加えます。子どもの中で何人かは、高校でアボガドロ数を学んだ時に、これが「1べらぼう」であることに気がつきます。

投稿: カクさん | 2008/11/16 19:14

おはようございます。
コメントありがとうございます。愛読感謝します。
「ばじめに原子ありき」に賛同ありがとうございます。

>僕は1年の1学期に「金属」の学習をして、

カクさんの「金属」の授業はインパクトありますからね。
そうですね。「原子」「化学式」などは、使ってなんぼですからね。使って役に立つことをおぼえることを、生徒たちは嫌がったりしないですからね。
 こんな、役に立つことは早めに…。

>「恐ろしく小さい」は、逆に「恐ろしくたくさんの原子が集まって」と表現します。

(゚゚)(。。)(゚゚)(。。)ウンウン
その通りですね。こちらの方がいいですね。
「べらぼう」も面白い。さすがですね。

投稿: 楠田純一 | 2008/11/17 03:40

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