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【Web更新10/12】【動物の世界】更新

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校庭の 甘くつつみて 金木犀
08/10/9 (木)撮影@安富

楠田純一の【理科の部屋】の週末定例更新のお知らせ
 一週間の時間が流れた。最近は、この「時間」というものを意識するようになった。整理学の最後のターゲットは「時間」であろう。私たちは、簡単に「時空を超えて」とかいうが、空間はなんとか方法がありそうな気がするが、時間だけは、やっぱり超えることのできないものなかも知れない。
 この一週間の時間の流れのなかで、なにが起こり何を思ったか、「週記」を更新というかたちで報告する。

◆表紙画像2008 校庭の樹木シリーズ 金木犀
 校舎、校庭をあの甘い匂いがやわらかにつつむそんな季節がきた。最初は、どこからこの匂いがやってくるのか、その発信地を探索しようとした。しかし、やがてどこにいてもこの甘い香りがただようようになってきた。それは秋の校庭の風景にこびりついてしまったようだ。体育館の前には、りっぱな金木犀、銀木犀が対になって植わっている。かなり贅沢である。それだけではない、校舎西南には、銀木犀が、10本ちかく、列をなして佇立する。銀木犀は、その盛りは少し遅れるようだ。
 誰のどんな思いが、こんな校庭をデザインしたのだろう。校庭の樹木シリーズをやりだして気づき出したことだが、校庭の樹木には、いろんな人の「思い」が込められている。校庭に記念樹というのも、その典型である。
 金木犀、銀木犀並木にはどんな思いが込められているのだろう。少し遅れて銀木犀からのメッセージを表紙に貼り付けたい。
 
◆【動物の世界】更新
 先週一週間は、「動物」三昧の一週間であった。そのblogを、【動物の授業】授業DBにはりつけてみた。それだけの更新である。
 このblogで授業実践を綴ることに関して、非常に興味深い文章をこの週末に読んだ。【理科の部屋】にも書いたが、あまりに興味深いので、こちらにもあげておく。
 それは、故高橋金三郎先生が、50年近く前に書かれた文章である。
「理科教師の仕事」(『授業と科学』高橋金三郎著 むぎ書房1973)と題された文章の最後に、「教師が高いレベルの知識を身につけるためには」3つのことが必要であると提言されている。
その2つ目である。

 第二には、実践記録を公にすることだと思う。「綴り方教育」の伝統を生かして、子ども自身の言葉で(変な解釈をつけずに)、現実の授業がどう動いているのかを明らかにしてほしい。失敗の記録でもさしつかえないだろう。
 一人でいやなら、3行記録を集団で出してもよいのではないか。たくさんの子どもの作文で、文集の発行に精魂を傾けている「作文教師」はたくさんいる。しかし、肝心の教師自身の生活の記録が、さっぱりないのはどうしてだろう。アタリマエの平凡な教師が3行記録をいっぱい出せば、どの地方でも共通して同じ単元で失敗していることがわかるだろう。(P34 『授業と科学』高橋金三郎著 より)

どうだろう。私には、これが今日の「blogのすすめ」に読めてしかたない。私の拙い授業を記録している理由を説明してもらったようで、「よし続けていこう」と勇気をもらった気分です。
今週も、いっぱい失敗を繰り返しながら、授業を綴りつづけようと思う。

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