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生物の進化で何を教えるのか

Dscf6575▼不思議なもので、その気になると「教材」というものは、あちらから寄ってくるのである。「イモリのミイラ」を生徒が持ってきてくれたと思ったら、今度は「ヤモリ」である。一昨日、お客さんがあるというので、用務員さんと一緒にそうじをしていた。そしたら、用務員さんが「トカゲみたいのがおる」とおっしゃるので、(゚o゚)ゲッ!!と思いながらも、それはおあつらい向けでは、さっそく捕獲した。入れるものがないので、とりあえずペットボトルの容器に入れた。これなら、生徒たちにまわして観察するのにいいかもしれない。
 しかし、次の授業まで時間がある。それまでは飼っておく必要がある。ペットボトルに入れたまま持ち帰った。寒くなってきているせいもあるだろうが、だんだん動きがにぶくなっている。
それから
●動物の不思議・謎解きの第一方程式「食べる」
である。エサがないのである。夏場なら虫はいっぱいいるが、今はさがすのもたいへん、なんか今朝も弱ってきている感じだ。なんとかしなければ…。
▼授業「セキツイ動物の分類」の次には「動物の進化」をやろうと思う。一時間にまとめてやるつもりだ、以前ならば、スライドを見せたりして、かなり時間をかけてやっていたところだが、今回は一時間につめてやろうと思う。
例の「地球カレンダー」をやってみようと思う。
 我々の生命は、いつはじまり、どこから来たのだろう。どこへ行くのだろう。
▼「進化」とは、教科書ではこう説明している。
 「生物が、長い年月の間にしだいに変化し、さまざまな、なかまに分かれていくこと」。
ここでもこの「長い年月」というのがクセモノである。この時間のスケールがなかなか認識しにくいのである。
だから、一年のカレンダーにしてみるという試みがうまれた。
私は、今のところ、もうひとつメジャーを持っていて、46億年を4.6mにして視覚にうったえてというのも考えている。一時間でほおばるかな。
ところで、この「生物の進化」でなにを教えればいいのだろう。
・生物(生命)の多様性
・生命の連続性
・進化の事実
・人間のすばらしさ
・人間の傲慢さへの戒め
・これからの環境教育
・生命の大切さ

なんだろう。
発想をかえてみよう。ここから生徒たちは何を学ぶだろう。聞いてみたいものだ。
新しい学習指導要領では、「進化」どのようにあつかっているのだろう。

エ 生物の変遷と進化
(ア) 生物の変遷と進化
 現存の生物や化石の比較などを基に,現存の生物は過去の生物が変化して生じてきたものであることを体のつくりと関連付けてとらえること

さらには、扱いについて
オ エの(ア)については,進化の証拠とされる事柄や進化の具体例について取り上げること。その際,生物にはその生息環境での生活に都合のよい特徴が見られることにも触れること。

としている。
 項をもうけていることより、現行よりは時間をかけてやれそうである。
内容については、「具体的」に「進化」の事実を認識させるということであろうか。
これから、どんな授業を創り出されるだろう。楽しみでもある。

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