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【授業】草食動物と肉食動物

▼「秋祭りだ!!」ああ、それなのに雨がふっている。
なんでだ。どうか御輿がでるまでにやんでほしいものである。
晴れの特異日は、10月10日。昨日だったのかな。統計学的な問題かも知れないが、大気は全くのランダムにうごいているのでは、そんな日があってもおかしくない。
そんなこと思っていると、雨がやみだした。「きょうの天気のツボ」をみた。大丈夫だろう。
▼授業の報告をつづける。
「地球カレンダー」の余韻が残っている。授業そのものとしては、そんなにうまくいっているわけではない。
もっと、もっと発問の工夫も必要である。とまどいもある。
授業の前に、前回の「地球カレンダー」の感想をもらった。
『私はこの勉強するまでは恐竜なんかいないと思っていたけど、本当にいたということが、理科の授業をしてわかりました。勉強をしていくうちに、魚類は何からできたんだろう?どうやって進化していったんだろうと疑問に思うことがいっぱいでてきました。今の勉強がすごくおもしろいです。』
単純なものです。
こんなのもらうと俄然と元気づくですよね。よーし頑張るぞと。
▼『草食動物と肉食動物』である。
ここでも、またまた
動物の不思議・謎解きの第一方程式「食べる」
である。
「草(植物)を食べるのか、他の動物の肉を食べるのかで、どんなふうにからだのつくり、くらしがちがうのか」見ていきます。
と表にまとめていく。
▼まず、表にあげた項目は
(1)仲間
(2)歯
(3)目の付き方
(4)足
(5)走り方
(6)その他
仲間は、思いつくところからあげる。歯の話がはじまったころに、
「今日は、みんなにぜひ見せたいものがある」と
「頭骨」コレクションの登場である。まずは、「ミニライオン」=ネコである。
これをどのようにつくったかを話す。これにまつわるエピソードを話す。
なんかピンとこないふうである。質問があいつぐ、
「えっ?(゚_。)?(。_゚)?、つくるってどういうこと」
「それ、あそこのネコけ!?」
(通学路で最近、事故で死んでいるネコがいたようである。その話題ひとしきり、生徒たちは、このような見かける屍に敏感に反応している。)
この頭骨が教えてくれることを真剣に語る。
真剣に語れば、真剣に聞いてくれる、あたりまえのこと。
Dscf6690▼具体的に表に書き込みながらである。まず「歯」の問題である。これが、「犬歯」と…。
なぜ、この歯が発達するのか、かんぱついれずに即答である。
それでは、この歯の名の元になっている動物を見せようと
「イヌ」をみせる。これについても手に入れまでエピソードを話す。
みごとな犬歯に納得である。
小さな箱にに入れ、ミニライオン、イヌの頭骨をまわす。大事そうに手にとって見入っている。
Dscf6714
それに対して、草食動物である。
「牛の頭骨」づくりの話をする。
「残念ながら、それは今 手元にない。しかし、歯だけは持ってきたので…」
と「臼歯」をみせる。「草をこのようにすりつぶす」と。
百聞は一見にしかず。実際に手にとってみればすぐわかる。これも説明の後は、回した。
▼でも、草食の典型の頭骨がないのは寂しい。ここでは「ウサギ」をみせた。
Dscf6743これも、「頭骨」コレクションにはまっているころ、生徒の家庭から提供されたもの、実際に大切に家で飼っていたが、死んでしまっので、「勉強に役立つのなら、ウサギの供養にもなる」とお母さんが連絡をくださったのだ。そんな話をしながら、ウサギを見せる。
最初、「それ鳥 (・_・)......ン?」と生徒がいうほど、鳥のくちばしのように「門歯」の発達が顕著であるのである。
▼目の付き方については、くらしと関連付け、実際の頭骨をみれば歴然としている。後の走り方や、足については「お話」にとどめた。表をうめるのと並行して、どんどん「頭骨」コレクションを見せた。
見せたものは、クマ、イノシシ、ブタ、そしてあの「ミンク」と。
前にならべておいて、「ぜひてにとって見てほしい」と授業を終えた。
授業が終わったあと、前に来て
「土にうめとっただけでも、骨になるんやな」
「うちの畑に、鹿の骨あるで…」
「なんの骨かわかれへんけど、○○に落ちとったで」
等々、骨談義をつづけていた。(^o^)
そう言えば、ここのところ通勤路で鹿が交通事故にあっているのによく遭遇するなあ。


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