自由研究の可能性(2)
▼あれから一週間。そして、2学期がはじまってからも一週間である。
昨夜のことでもあるような気がするが。時間が経過することによって鮮明によみがえってくる。
「熊楠」記念館、顕彰館そして、私にとっての『日高の一夜』。
つないで、『新・自由研究のすすめ試論』を先達たちの前で話をした。
先達たちは温かく聞いてくれた。賛同までいただいた。貴重なアドバイスももらった。
▼私は、やがていつかは「試論」をとって、どこかで『新・自由研究のすすめ』を書きたいと思うようになった。そして、これも確信をもって言えるようになりつつある。
『新・自由研究のすすめ』は、次なる『新・学問のすすめ』につながる と。
たかが自由研究 されど自由研究
「熊楠」は、それを示唆し、加速化してくれるだろう。
まだまだ反芻作業がつづく。
▼昨日、「理科の自由研究」の発表会を持った。
テーマ、簡単な内容、いちばん「面白い」と思ったこと等を発表してもらった。
・天気、空、雲等にかんするものについては、「自由研究の可能性」で書いた。
定番もある。
・金属の酸化・還元反応
・ドライアイスの研究
・過冷却
・アリ、ハムスター等の研究
・石鹸作り
「定番」は定番で意味がある。そこに、興味がいきやすいということだ。
自由研究を「研究」する立場からみると、なぜそこに興味がいくのか考えていく必要がある。
「また、これか」ですませないで、なぜ興味を持ったのか部分で、充分に聞き取り・読み取りをしたいものである。
▼ネットの時代である。やはり、その影響は当然ある。
「調べる」で、ネット検索は徐々に常識化しつつある。
・銀河の研究
・星座の研究
・台風について 等々において当然と言えば当然である。
消費的活用が中心である。生産的活用にかわっていくのには、まだもう少し時間が必要なのだろうか。
その面では、ある程度の事前の指導も必要なのは当然である。
それをも射程に入れた『新・自由研究のすすめ』でなければと思う。
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