定点観測地に花茎が
▼台風は少し「肩すかし」のようにして、過ぎていった。それは、播磨の地からみただけであって、全国の各地から
みるとちがってみえる。被害に遭われた地域の方々にはお見舞いもうしあげます。
「雲の展覧会」は開かれたのだろうか。それも、地域によってちがいがあったでしょうね。過去形で語るのは早合点かもしれない。当地では夕方には、青空までみえてきた。
▼台風の進路が気になった状況の昨日の朝の散歩。スタート地点の定点観測地A(門先ですぐみえる)でついに花茎が伸びているのを発見した。何年にもわたり観察をしている地点である。かなり注意して毎日観察していたつもりもりであるが、その花茎の芽生えの瞬間は、観察することできなかった。よほどのスピードで伸びているものと思われる。今朝も薄暗いなかみてみると、昨日の朝からくらべるとずいぶんと伸びているように思われる。
すごい成長のエネルギーである。このエネルギー源を考えるとき、あらためて「彼岸花の一生」と植物のすごさに感動するのである。
▼過去のこの定点観測地での開花状況を見比べてみる。
●「楠田 純一のヒガンバナ観察日誌」(99年の記録)
この年は、9/11に昨日と同じ状況だ。今年は8日遅れている。やっぱり「その瞬間」は見逃している。
●2006年9月ヒガンバナ定点 blog
この年に花茎をはじめてみているのは、15日~16日である。それと比べると3日ぐらい遅れているのだろうか。
これだけのデータで「ヒガンバナの開花時期は遅くなっている」と判断するのは、早合点かもしれない。
もっと、もっと多くのデータが必要であろう。その年のある時期の天気にもよるだろう。
今後、多くの人からのデータが集積され研究がすすでいくといいな。
いずれにしても、定点観測地の花茎、今後も継続して観察していきたいものである。
「浮き株」になってしまっている。これが最後の年になるかも知れないので…。
| 固定リンク
コメント