巾着田ヒガンバナオフから10年
▼昨日の校庭朝の散歩は、北の土手の「ヒガンバナ」観察からはじめた。のびゆく花茎に朝日があたって元気だ。同じ土手際でも、もっと急斜面になっている西側では、その姿がみられない。ある程度、こう配がゆるやかなところに限られている。これは、洪水などで、流されてきて、ここに辿り着いたと考えられる。人為的にここに、植えたというものではなさそうだ。まだまだ、まわりの状況をみてみなければわからないが…。
散歩コースで、もう一箇所「校庭のヒガンバナ」をみつけた。西の土手の端っこ、中国縦貫道から、側道を隔ててすぐのところである。薮際である。ここのヒガンバナ「歴史」には、工事などの人為的なことがかかわっているような予感がするが、わからない。「物語」ができていくには、まだ資料不足である。
▼【理科の部屋】4@folomyでトシ先生が巾着田ヒガンバナオフのことを話題にしてくださっている。98/9/26(土)~27(日)であるから、なんとそれから10年の年月が流れたことになる。実に多彩な顔ぶれが集った。もっとも有名なヒガンバナの名所「巾着田」に、ヒガンバナに興味をもつ面々が集ったのである。ヒガンバナもさることながら、人に「会い」に来たという人もいた。今は亡き、ガベちゃんこと曽我部先生の姿もあった。思い出すだけでもワクワクしてくるようなオフだった。そのときは、天気が悪く、あいにくの雨だったが、ヒガンバナの群生は存分に楽しめた。
今年の巾着田は、開花少しおくれているという。だが、お彼岸の中日のころには、きっとすごいものがみれるのだろう。例年のように…。
▼このときに、集まる否や話題にした本がある。それがあの名著『ヒガンバナの博物誌』(栗田子郎著 研成社1998.9.1)である。ちょうどその年の秋に初版だったのである。以来10年、ヒガンバナ研究の最前線にこの本があった。ヒガンバナ研究を語るときは必ずと言っていいほど、この本にふれていた。今は、その著者もふくめての情報交換の場がつくられている、それが「日本ヒガンバナ学会」である。
これだけでも、今さらのごとくネットの威力に感激してしまうのである。
また、ぜひどこかでこんな「ヒガンバナオフ」が実現できたら、最高に楽しいだろうと思う。
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コメント
彼岸花はその形から不思議な花だなあ と 幼いころに思っていた花です。
かなり奥がふかそう というのは、 理科の部屋でのみなさんの興奮ぶりでうかがってはいますが、自分では実感していません。そういう意味で、オフがあると面白そうですね。
ところで、彼岸花ですが、中国自動車道から、鳥取市にあるさじアストロパークへ行く道すがらに、多数の彼岸花の群落がそこここにあります。田んぼのあぜ道に、川原に、みごとな赤色を次々に見つけると、なんだろう と思うわけです。
いつも、団体旅行のバスの中からなので、おりてみたことはありませんが。
投稿: 渡部義弥 | 2008/09/19 09:23
ヒガンバナ情報ありがとうございます。
あらたな「名所」発見につながると面白いですね。
バスからの観察ということで、案外俯瞰しながらですのでよくわかるのかも知れないですね。
引き続き情報ありましたら、よろしくお願いします。
<(_ _)>
投稿: 楠田純一 | 2008/09/20 05:07