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『日本ヒガンバナ学会』2度目のシーズンに

▼昨日は「処暑」であった。暑さがおさまるときである。ほんとみごとである、この「二十四節季」が過ぎるたびに思うこと、それはなんとみごとな「読み」だということだ。自然にはたらきかけ、自然を豊かにとらえて来た先人たちの「知恵」。こうして、季節のうつりかわり読んできたのである。
 この「知恵」は、大きな私たちの財産である。「読み」に感動するだけでなく、それを私たちの営み・生活に生かしていかなければと思う。
▼その二十四節季で言えば、次は「白露」、そしていよいよ「彼岸」である。「彼岸」と言えば、ヒガンバナだ。長いあいだ追いかけてきたヒガンバナのシーズがやってくる。田んぼの畦に、燃えるような真っ赤な松明の行列がみられる季節である。そのヒガンバナをずっと追いかけ、ヒガンバナのことを我流に「研究」してきた。
ついに、昨年は、もっとより多くの人と一緒に学び合おうと、2634953_38
をつくった。多くの人がきてくださって、いろんな情報をよせてくださった。
楽しく学び合うことができた。地上からヒガンバナの葉が姿を消したのとあわせたように、少しご無沙汰になってしまっている。
▼2度目のシーズンを迎えた「日本ヒガンバナ学会」。Web上に誕生した日本初の「学会」である。
呼びかけに次のように書いた。

「ヒガンバナに興味・関心がある。」という一点だけで共通項をもつみんなで創るコミュニティです。
◆時空を超えて学び合う会(=学会)をみんなで創ろう。
 未来派「学会」に。
「学び合う」楽しさ・喜びをみんなで。 
◆あなたがノックするところがドア(入口)です。
 自分の興味あるところから入ってきてください。
 なければ自分で作ってください。

▼この季節になると、ヒガンバナとよく間違われた「キツネノカミソリ」は、開花しているところもあるかも知れない。
はやいヒガンバナは、すでに花茎の芽を出しているかも知れない。そんな情報も含めていろいろ出てくることを期待している。o(^o^)o ワクワク
 この「学会」の展開と「これからの理科の自由研究」とは、私には大いに関係ありそうな気がするのである。

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コメント

こんばんは。キツネノカミソリではなくオオキツネノカミソリですが、8月7日に東京練馬の牧野記念植物園で咲いていました。

投稿: sakamoto | 2008/08/24 19:25

2年目の始まり、おめでとうございます。
今年はなぜかヒガンバナ類の開花が遅れています。
今咲いているのはナツズイセン、ロンギテューバ、オオキツネノカミソリ、ブルーパール程度です。
でも、昨夜からのお湿りで一気に咲き出すような予感がします。

投稿: リコリス | 2008/08/24 19:47

牧野記念植物園でなく、牧野記念庭園でした。(^^;
http://parkandcats.hp.infoseek.co.jp/makinokinenteien.html

投稿: sakamoto | 2008/08/24 22:00

阪本さん コメントありがとうございます。
ということは、この時期に府中へも行かれたんですね。
だとしたら、お会いしたときまたその話も教えて下さい。
今週末はお世話になります。m(__)mペコリ

投稿: 楠田純一 | 2008/08/25 04:43

リコリスさん
さっそくのコメントありがとうございます。
2年目のシーズンもよろしくお願いします。リコリスさんがきてくださっているおかげで、『日本ヒガンバナ学会』にうんとリアリティでてきます。
 今週末、熊楠に会いに行ってきます。はたして、熊楠は顔を出してくれるでしょうか。
 もういちど「石蒜の話」を読んでからでかけようと思っています。

投稿: 楠田純一 | 2008/08/25 04:54

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