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モリアオガエルの卵塊が…

Dscf1244▼学校から、歩いて数分のところに、あじさい公園がある。
言わば「校庭の一部」のようなものである。なんと、めぐまれた自然環境であろう。
「あじさい」はもうそろそろ開花のシーズンであろか。
ひょっとしたら、種類によってはもう開花しているものもあるかも知れないと、
「散歩」にでかけてみた。
少し、まだはやかったようだ。まだ色づきはじめているものもみあたらない。
帰りかけたとき、とんでもないものを「発見」した。
モリアオガエルの卵塊である。
あじさいの葉っぱにくるまれた状態で、
いくつも卵塊が小さな水たまり(池)の上にできているのである。
Dscf1263▼この「モリアオガエル」については、いくつもの思い出がある。
この30数年間のあいだ、何度か出会ってきた。
卵塊をもとめて、山中に探索にいったこともある。
この時期になると、きまって地方紙に登場する「名所」がある。
そこに、生徒たちと一緒に取材にいったこともある。
今考えてみると笑い話のようなことだが
なんとか、オタマジャクシ(゚゚)~からカエルになるまでを観察したくて
小さな池に、昔の蚊帳をひっぱりだしてきて、張ってそのなかで育てたこともある。
15年近く前には、モリアオガエル博士のようなK先生に出会った。
K先生のこだわりは、すごかった。
彼は、24時間のビデオ観察でモリアオガエルが、あの卵塊を産卵する瞬間も
映像として残しておられた。
みごとな感動的なシーンだった。
その彼から、このシーズンに卵塊をひとつ分けていただき、
カエルになるまでをデジカメで記録したこともある。
かつお節の餌を口にするオタマジャクシはかわいかった。
▼そんなこんなで、数々の思い出をもつ「モリアオガエル」にここでまた出会えるとは・・・。
職員室に帰り、この「発見」を伝えた。
先生たちの反応は、あまり驚かれなかった。
「ああ、いますよ」「あそこにも…」
(゚o゚)ゲッ!!
そうなんだ。「花とホタルの町」には、ごくありふれた存在なのである。
なんという。
でも、私にとっては、校庭「散歩」の楽しみが、またひとつふえた。

アジサイの葉とモリアオガエルはお似合いの組み合わせだ。


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