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「理科ハウス」オープンまで一週間をきる

▼朝目覚めて、外に出た。けっこうな風が吹いている雨もだ。どうなっているのかと「きょうの天気のツボ」をみる。
さらにくわしくは、天気図をみる。
なんだ、この停滞前線は・・・。あたたかい空気と冷たい空気のせめぎ合いは、こうなのか…
いろいろシュミレーションしてみる。
そして、この後の天気の変化は・・・・。
実に面白い。このような作業は・・・。
「巨大なる大気物理学実験室」で実験をしているようなものだ。
<予想>をたて、仮説をつくり、実験をする。実験結果は、即そのまま私たちの「生活」を左右する。
飽くことなく繰り返される大気の物理学実験。
なんと面白い。
 うれしいことに今年度は、この「天気の変化」の授業ができるのだ。ヘ(^.^)/
少しずつ、準備をしておきたいな。
▼昨日遅く疲れて帰ったら、「理科ハウス」開設の案内がとどいていた。
それをみたら疲れなんて、どこかに飛んでいった。
いよいよオープンである。
オープンまで一週間をきった。
来週末の
◆5/16(金)13時 オープン
である。
理科ハウス(LiCa・HOUSe)の案内パンフをみた。
さすがモリさん、ゴルジ体さんたちの仕事だ。
センスがいい。うまい。このセンスはどこからくるのだろう。
「さすが!!」としか言いようのないものだ。
小さく、コンパクトとにしながら
小さくすることによって、大きなメッセージを届ける
「世界一小さな科学館」とよぶことによって
「世界一無限の可能性をもつ科学館」のメッセージを届けようとする。
みごとだ。
▼「日本一小さな家」からあの柳田国男の民俗学がはじまった。
「小さい」ことに大きな意味があった。
「小さい」からこそ、大きな可能性があるのだ。
世界は、「小さい」ものから創られるのだ。
時代もそのように向かっている。
▼ビル・ジョイも言った


■p.98
世界を変えるものも、常に小さく始まる。
理想のプロジェクトチームは、会議もせず、
ランチを取るだけで進んでいく。チームの人数は、
ランチテーブルを囲めるだけに限るべきだ。── ビル・ジョイ
World-changing things always start small. The ideal project is one where people don't have meetings, they have lunch. The size of the team should be the size of the lunch table.
──Bill Joy
Hope Is a Lousy Defense, Wired, December 2003
『ウェブ時代 5つの定理』より

小さいが故に できることの方が多い時代。
小さいが故に 
フレキシブルに 
アクティブに 
無限の可能性を秘めて
我らが「理科ハウス」スタートである。
大いに「おすそ分け」いただきたいものだ。

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コメント

小さいことを貫くか、小さく産んで大きく育てるのか
そこに大きな違いがあります。

ぼくは、モリさんの科学館が、大きく育ってほしいと思っていますが、それは、館が大きくなるのではなく、同じようなものが各地にできていく形でと思っています。

投稿: 渡部義弥 | 2008/05/10 21:07

私もそれが理想的だと思っています。
自分がそんな火付け役になれたら幸せです。

理科室サポートの活動も少しずつですが、広がっているようです。すごくうれしいです。

投稿: 森裕美子 | 2008/05/10 22:38

渡部さん うれしいコメントをありがとうございます。
渡部さんところの科学館も現在展示場リニューアルのため展示場を閉鎖しているんですね。プラネタリュウムの方は、平常通りですよね。
 先日、学校の方へも案内がきていました。
ソノハナシハ\(^^\) (/^^)/コッチニオイトイテ
「理科ハウス」ですが、
ほんと楽しみですね。なんかわくわくしてきますよね。
どんな展開があるのだろうと想像すると…
「理科ハウス」連携する「科学館」がいっぱいできてくるといいですよね。
理科室の「理科ハウス」化だっておこってくるかも知れない。
えーちゃんの知恵も借りたいな。

 

投稿: 楠田純一 | 2008/05/11 05:38

森裕美子さん おはようございます。
当事者、ご本人からコメントいただけるなんて光栄です。
16日にお伺いできないのがとても残念です。
夏休みにはなんとか時間をつくりたいです。

>自分がそんな火付け役になれたら幸せです。

科学伝道師として、本望のお仕事ですね。
きっと、そうなると思います。
『なるほどの森』は、科学を家庭に持ち込むことに成功しました。
今度は、日常生活に科学を持ち込むことに大いに貢献されるのではないかと思います。
時代の要請でもあります。
森さんだからこそできること、それをいっぱいやってください。

>理科室サポートの活動も少しずつですが、広がっているよ うです。すごくうれしいです。

あの取り組み、ほんといいです。
等身大ボランティア これこそが 道を切り拓くと思います。
全国の理科室が、「理科ハウス」化していったらおもしろいだろうな。

投稿: 楠田純一 | 2008/05/11 05:52

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