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【授業】回路と「4つの法則」

▼「電流回路の学習」にひとくぎりつけるところにきている。このあと「オームの法則」に行くところだ。
この区切りで、徹底しておきたい法則がある。
次の4つである。
<直列回路>
 ・「電流一回り一定の法則」
 ・「電圧たてつなぎの法則」
 <並列回路>
 ・「電流よこわかれの法則」
 ・「電圧平等の法則」

回路ごとにならべてみるとこうなる。
私のこれまでの拙い実践からではあるが、生徒たちは、ここで躓いていることが多かったように思う。
オーム法則を学習し、さらに発展し「電気の仕事」を学習する。
すると、混乱してきて、いちばんもとになるところのこの「4つの法則」が忘れられてしまうのである。
この「4つの法則」を学習するとは
使ってみることである。
使ってみてこそ、その有効性を認識するのである。
生徒のことばで言えば「あたりまえのこと」
この「あたりまえのこと」を繰りかえし使ってみる。
応用してみるのである。
使ってみて、「あれ、こうなるはずなんだけど」と。
例外を発見するのである。
例外の発見は、この法則をより確かなものとする。
極地方式研究会の「綱領」のなかに、「法則」ついて次のようなものがある。

(1) いままでの教科書に<法則>として記載されているものではなく、教師が子どもに、おおよその内容の見当がつけられるやさしいコトバで、新しく文章表現した概念<法則>でなければならない。それは決定したものでなく、授業研究とともに改められ、発展する。(極地方式研究会 綱領 3.「高いレベルの科学」をこう考える より)

まさに、これである。
 まとまって授業するようになって気づいた、今さらのごとく、「なるほど!!」と思うことが、この「綱領」のなかにいっぱい書いてある。
 まだ、まだ私自身が授業研究をすすめなければ・・・。

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