55号コウガイビルはエサなしで3ヶ月生きのびた!! (2021/09/23)#コウガイビル #飢餓と再生 #教材化

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55号コウガイビルはナイロン袋にベッタリはりつくようにして動きをとめてしまった!!
しまった!!死んでしまったのだろうか!?

 捕獲して、少々の水とともにナイロン袋に入れて3ヶ月!!
 前回の観察から1ヶ月ぶりに55号コウガイビルの観察をした。
 冷蔵庫(農業用 10℃前後で保たれているはず)からだしてすぐはまったくうごかなかった。
 「の」の字を描くようにまるまっていた。
 少し小さくなったような気がする。
 特徴ある逆三角形の頭(コウガイ)のへりを体側にくっつけるようにしてかたまっている。

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▼なかなか動きはじめなかった。
 少しあせってきた。
 「エイ、ヤー!!」と直射日光をあててみた。
 その瞬間だ!! 
 いっきょにめざめたように活発に動きはじめた!!
 体はやせ細り「扁平」になったように見える。全体にやっぱり小さくなったようだ。
 でも活発に動いた!!
 まちがいない!!

 55号コウガイビルはエサなしで3ヶ月生きのびた!!


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▼いつもの活発な動きを観察した次の瞬間だった。
 ピタッと動きをとめてしまった!!
 扁平な体をナイロン袋にはりつけるようして!!
 頭のヒラヒラも丸くなってしまっていた!!
 後から考えると、動きも活発にというよりのたうち苦しんでいたようにも思えてきた!!

 大失敗か!?
 急に直射日光にあてたのがまずかったのか!?
 急激な温度変化がまずかったか!?

 あわてて冷蔵庫にもどした。

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▼もうひとつコウガイビルについての報告があった。
 私は今もなお迷っていた。このことを「記録」しておくべきか!?
 そして、これを56号コウガイビルと認定すべきか!?

 事は一昨日(2021/09/22)、お彼岸の墓参りのときに起こった!!
 墓は近くの木立のなかにあった。
 木立にさしかかったときだ。私は一瞬自分の目を疑った!!
 自分でもつぶやいてしまった。

 「目までおかしなってしまったのやろか!?」
 「こんなところにコウガイビルがぶらさがっているように見えるなんて ?(゜_。)?(。_゜)?」

 木の枝からのびたクモの糸にクモがぶらさがるように
 
 コウガイビルがぶらさがっていたのだ!!
 ぶらさがっているのはコウガイビル自身の粘液の糸か!?

 2mばかり上の枝からぶらさがっていた。スルスルと糸はのびて近づいてきた!!
 ともかくあわてた!!
 コウガイビルであることを確かめる同時に画像におさめたかった。
 風でゆれてなかなかピントがあわない。
 できるだけ近づいてとおもうがままならない (^^ゞポリポリ
 そうだ捕獲だ!!
 と思ったがそれも後の祭りだ!!

 これをやっぱり56号コウガイビルと認定しておこう!!

 やっぱりコウガイビルの「ふしぎ!?」はまだまだ続くのでアル。

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日本ヒガンバナ学会は満14歳に!! #mixi #Twitter #Facebook #日本ヒガンバナ学会

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今年のヒガンバナ開花は例年より一週間から十日ほど早かったようだ!!
 
 今、Webページの表紙にあげている画像を撮った2021/09/15から6日経った2021/09/21、同じ場所に立ってみた。
 もうすっかり盛りはすぎていたようだ!!
 でもまたちがった魅力をもった景に出会えた。
 
 本日(2021/09/23)は、お彼岸の中日(秋分の日)!!
 全国のヒガンバナスポットではどんな景が見られるのだろう!?

▼今から14年前のお彼岸の中日(2007/09/23)、ひとつの「学会」が誕生した。

●「日本ヒガンバナ学会」(mixi版)

 である。mixiのひとつのコミュニティとして始まった。
 創設のコトバは次のようになっていた。

****************************************************************
「ヒガンバナに興味・関心がある。」という一点だけで共通項をもつみんなで創るコミュニティです。

◆時空を超えて学び合う会(=学会)をみんなで創ろう。
 未来派「学会」に。
「学び合う」楽しさ・喜びをみんなで。 

◆あなたがノックするところがドア(入口)です。
 自分の興味あるところから入ってきてください。
 なければ自分で作ってください。
****************************************************************

 
  今は亡きヒガンバナ研究の第一人者・栗田子郎先生も参加してくださり愉しいものとなった。

▼本日は私にとってはもうひとつの記念日でもあった。
 「日本ヒガンバナ学会」開設から2年たった2009/09/23に、Twitterをはじめたのだった。
 だから

 本日は私のTwitter記念日だった!!

 「#higanbana」でヒガンバナ情報をつぶやきまくった。
 これも楽しい思い出である。これは今もつづくが…。

 やがてFacebookをよく使うようになった。
 そして、「日本ヒガンバナ学会」もFacebook版を開設することにした。


●Facebook版「日本ヒガンバナ学会」


▼私にとっての「日本ヒガンバナ学会」は、はからずも私にとってのSNSの歴史のようになった。
 未来派学会である「日本ヒガンバナ学会」は、未来にまたちがった「かたち」をとっていくだろう。

 しかし
 
 創設のコトバの志は不易である!!
 より多くの人とヒガンバナを愉しもう!!
 ヒガンバナの「ふしぎ!?」を追いかけよう!!

                   14歳の誕生日の朝に 

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あなたはこの花を何と呼んでいましたか!? #ヒガンバナ #テクサレ #柳田國男 #野草雑記 #日本ヒガンバナ学会

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私はこの花を「テクサレ」と呼んでいました!!
 
 お彼岸のころになると田んぼの畦に、川の土手に燃え立つように真っ赤に咲くヒガンバナ!!
 「ヒガンバナ(彼岸花)」「曼珠沙華」
 という名を知ったのは、かなり後のことだったような気がします。
 最初は「テクサレ」「テクサリ」と呼んでいたように思う。
 台風がきて外で遊べないときなど、縁側でこの花を使って「首飾り」をつくって遊んだ記憶が!!
 「テクサレ(手腐れ)」!!
 花茎を折ったときの汁はたしかにいやなにおいが!!

▼同郷のあの柳田國男が『野草雑記』に書き残してくれていた!!
 アリガタイ!!

●野草雑記・野鳥雑記「狐の剃刀」  柳田國男(青空文庫より)

自分たちの郷里では、子供はこの植物について三つの名を知っていた。その一つは前に挙げた狐の剃刀で、これは専(もっぱ)らその葉をさしていい、次にはジュズバナ、今一つはテクサレであるが、この事は後でいっしょにいう。ジュズ花というのはこの花の茎を折って、珠数(じゅず)の形に真似(まね)て首に掛けて遊ぶからで、播磨(はりま)一国だけでなく三河の宝飯郡・石見の邑智(おおち)郡等にも同じ語がある。

 また、こうも語られていた。

 テクサリという語の方は、あるいは子供の実験だったかも知れぬが、私たちは手が腐るなどといいながらも、いつも折って遊んでいた。テクサリという名は私の郷里だけでなく、近畿では処々に行われているようだが、伊予の大三島(おおみしま)などではこれをテハレグサ、紀州の尾鷲(おわせ)ではヒゼンバナといっている。ヒゼンはいやな皮膚病の名で、実際この液がつくと指の股またが白くなる。

▼柳田國男翁もたくさんのヒガンバナの里名をあげてくれているが、それだけではなかった。
 ヒガンバナは多くの里名をもつことで有名だった。

●『日本植物方言集成』(八坂書房編 2001.2.28)
 
 には555も里名が紹介されていました。
 研究者によっては1000以上の里名もあると言われています。
 なかでもスゴイと思うのは次です。

 「ハミズハナミズ (葉見ず 花見ず)」!!
(加賀 青森(上北) 富山(東礪波) 奈良(磯城))(『日本植物方言集成』より)

 なんという観察眼!!スバラシイ!!

▼この多くの里名が意味するのは、ヒガンバナという花・植物が私たちの暮らしに密着していたことの証しでもあります。
 21世紀の今!!
 多くの里名は使われれなくなり、消えようとしています。

 なんか モッタイナイ!!

 そんな気がしてくるのです。そこで訊きます。

 あなたはこの花を何と呼んでいましたか!?

 

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2021年10月のオンライン「寅の日」は #寅彦と自然の見方 #traday #寺田寅彦

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『窮理』(窮理舎発行)という雑誌がある。
 帯から引用させてもらうとこうだ!!
 

本誌は、物理系の科学者が中心になって書いた随筆や評論、歴史譚などを集めた、読み物を主とした雑誌です。科学の視点に立ちながらも、社会や文明、自然、芸術、人生、思想、哲学など、幅広い事柄について自由に語る場を、広く読書家の方々と共有していきたいと考えております。

 なかなか興味深いが、正直言ってポンコツ頭の私には歯が立たぬところもある。
 しかし、とてもうれしいことがある!!
 この雑誌には、毎号「寺田寅彦」の名前が繰り返し登場するのである。
 寅彦ファンには必読の雑誌とも言える。
 例えば、今、発行中の『窮理19号』はこうだ!!電子媒体で読めるのもうれしい!!

●『窮理19号』(窮理舎)


▼2021年10月のオンライン「寅の日」の計画を立てる時期である。
 『窮理』のなかでもしばしばとりあげられているが、寅彦の「自然の見方」は独特であり、面白い!!
 今日なお新鮮であり、示唆的でもある。
 あらためて、その寅彦の「自然の見方」から学ぼうということで10月テーマは次のようにする。

【10月テーマ】「寅彦の自然の見方」

10月は2回ある。

■2021年10月オンライン「寅の日」!!
◆第297回オンライン「寅の日」 …10/09(土)
◆第298回オンライン「寅の日」 …10/21(木)

▼さて、具体的にどの随筆を読むか!?
 迷ってしまう。
「自然の見方」というテーマでは、どれもがあてはまる気がしてくるのだった。
 とりあえずは、2つを選んだ。
 もし、このテーマで続投の必要を感じたら、11月も同じでいきたい。
 選んだ2つは、「物質群として見た動物群」「自然界の縞模様」デアル。

■2021年10月オンライン「寅の日」!!

◆第297回オンライン「寅の日」 …10/09(土)「物質群として見た動物群」(青空文庫より)

◆第298回オンライン「寅の日」 …10/21(木)「自然界の縞模様」(青空文庫より)


▼なんでもゆっくりな私は、特にこのごろ文章を読むのが遅くなった。
 遅いだけでなく、理解するのにも時間がかかった。しかし、いいこともあった!!
 一回読んだだけでは理解できないから読んだ文章を「反芻作業」をして楽しむのだ。
 これが実に面白い!!
 ほんとうに面白い文章というのは、「反芻作業」を繰り返せば繰り返すほど味が出てくるのである!!

 寅彦の随筆はまさにそれだ!!今回はどんな味が!?

 『窮理19号』<巻頭言>「雨が降る理由」(木村龍治)もまたそれであった!!
 
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【Web更新9/19】21-38 【ヒガンバナ情報2021】 等 更新!!

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ごんぎつねなほかなしきやひがんばな 21/09/15撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】21-38
週末定例更新のお知らせ
 「彼岸の入り」だ!!
 「暑さ寒さも彼岸まで」は今年は通用しないかも!?と昨夜教えてもらったばかりだ!!
 それにしても、ヒガンバナの律儀さはたいしたものだ。
 しばし、ヒガンバナ三昧が続きそうだ。

◆表紙画像集2021 更新 ヒガンバナ・ひがんばな・曼珠沙華
 どこまでも続きそうな真っ赤に燃え立つ「松明の行列」をみていたら、「ごんぎつね」を思い出した!!
 全国のヒガンバナスポットの今はどうなっているだろう。
 オンラインで名所巡りも面白いかも知れない。

◆【ヒガンバナ情報2021】 更新!!
 自分ではじめてHPを開設して、最初につくったWebページも【ヒガンバナ情報】のページだった。
 今年はどんな展開があるだろう!?
 自分でもわかない。
 どこまでもヒガンバナの「ふしぎ!?」を追い続けたいものだ。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 オンライン「寅の日」をはじめて10年目。
 現在、第295回まで来ている。まもなく第300回だ。(2021/11/14) 
 これまで、100回ごとに記念オフを企画してきたが、今回は無理のようだ。
 今だからこそ可能な企画を考えてみたいものだ。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 『煮干しの解剖教室』の余韻を楽しんでいる。
 やっぱりいくつになっても自分でやってみる「実験」は楽しいものだ。
 今でも可能なことはなにかな!?
 ついついネタさがしをしてしまう。
 

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから26週目。
 枯れ蓮とヒガンバナのコラボがうれしい!!こんなところに球根あったんだ!!
 
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子規庵の糸瓜は糸瓜忌に!! #子規庵 #子規 #絶筆三句 #子規忌 #糸瓜忌

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▼正岡子規は、明治三五年九月十八日、朝から容体が思わしくなく、妹の律と門弟碧梧桐に助けられながらやっとのこと次の「絶筆三句」を詠んだ。

 をとゝひのへちまの水も取らざりき
 糸瓜咲て痰のつまりし佛かな
 痰一斗糸瓜の水も間にあはず

 子規はこの日のうちに昏睡状態となり、翌十九日午前一時ごろ永遠の眠りについた。
 享年三十四歳十一ヶ月であった。若い!!若すぎる!!

 本日は子規忌・糸瓜忌である!!

▼私が「子規庵」に二回目の訪問したのは、2019/05/17だった。
 そのとき、5粒の「糸瓜の種子」を「おすそ分け」してもらった。
 そのうち4粒がうまく発芽し、成長した。
 そして、大きな「子規庵」の糸瓜の収穫をした。

●子規庵の糸瓜を収穫した!! #子規 #糸瓜

 翌年の2020年にも、2019年に収穫した糸瓜から採った「種子」で育てた。またまたたくさんの糸瓜を収穫した。

●子規庵の糸瓜(2年目)をついに収穫した!!(2020/11/24) #子規庵 #糸瓜

▼3年目の今年の展開は、少しかわっていた。
 苗床に蒔いた「種子」は、みごとに発芽しりっぱな苗に育った。

●子規庵の糸瓜の苗を植え替えた!!(2021/05/22) #子規庵 #糸瓜 #糸瓜の苗

 15本ばかりの苗をプランタン・植木鉢に植え替えた。他の苗はそのままそこに放置していたのだ!!
 驚きの展開はこの後に起こった。
 放置したはずの苗からつるが地をはってどんどんのびて、プランタン・植木鉢の糸瓜より元気に育ったのである!!
 なぜだろう!?
 肥料・水がこちらの方が十分あったのだろうか!?
 来年からの育て方考えてみたい。

▼子規忌・糸瓜忌に間に合った糸瓜たち!!
 さあ、いつ収穫しようかな?
 「ヘチマたわし」「種子」を今年はどのように採取しようかな。

 子規庵の糸瓜の「種子」!! 今度は、私が「おすそ分け」できるようになるとうれしいな!!
 そしたら 子規も喜んでくれるかな!!

 合掌

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Webテキスト『ヒガンバナ』のこれから!! #ヒガンバナ #Webテキスト #日本ヒガンバナ学会

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あれっ!? 葉がない!!

 そんなこと思ったことないですか?
 秋のお彼岸が近づいて来ると、田んぼのあぜ、川の土手、野原などに真っ赤に燃え立つ「松明の行列」をつくる花!!
 ヒガンバナ!!
 曼珠沙華!!
 数日前までなにも見かけなかったところに、いきなり花茎がスルスルと伸びて真っ赤なみごとな花を咲かせる。
 花のみごとさに気をとられて、この「ふしぎ!?」を見逃してしまいそうだ。
 花は咲くけれど葉がみられない!?
 ほんとうに葉はないのだろうか!?

 これがヒガンバナ第一の「ふしぎ!?」だった。

▼身近に咲く花でありながら、たくさんの「ふしぎ!?」をもつ植物「ヒガンバナ」!!
 そんなヒガンバナの「ふしぎ!?」を追いかけ始めてずいぶんの歳月が過ぎていた。
 十年ほど前、「これまで」のことをまとめてみた。


●『人の暮らしに密着するヒガンバナ』 楠田 純一
(会報「自然保護」2011年3・4月号/発行:日本自然保護協会)


▼その後、この「ヒガンバナ」について話をする機会を与えられた。
 しかし、お話だけで、この「ふしぎ!?」を人に伝えることは難しいと思った。
 そこで、ひとつの試みとして、Webの世界でWebテキスト『ヒガンバナ』をつくってみることにした。


●Webテキスト『ヒガンバナ』(2013年版 2013.09.01解説版)


 これで、ヒガンバナの「ふしぎ!?」をできるだけ多くの人と一緒に追いかけてみたいと思ったのだ。


▼アリガタイことにビガンバナの「ふしぎ!?」に関する情報がたくさん入るようになってきた。

 あんなみごとな花をいっぱい咲かせるのに「種子」をつくらない!?
 ほんとうかな!?

 これが、ヒガンバナ第二の「ふしぎ!?」だった。

 Webテキスト『ヒガンバナ』をつくった同じ年の11月13日!!
 私はついに、「自然結実」ヒガンバナ群生地を「発見」する。
 その後、複数箇所で群生地をみつけ、「自然結実」ヒガンバナの「種子」を使った実生実験に挑戦してきた。
 その後を次のように報告していた。


●私のヒガンバナ研究・その後


 またその後、2019年には530個ものヒガンバナの「種子」を手に入れ、実生実験方法の更新もおこなった。
 
 まだまだ私のヒガンバナの「ふしぎ!?」研究はつづく!!

 Webテキスト『ヒガンバナ』の更新も!!

 と考えている。

 あえてここは
(つづく)と。

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定点ヒガンバナの今!!(2021/09/16)#ヒガンバナ #不稔性 #殖え方 #分球 #日本ヒガンバナ学会

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▼日本のヒガンバナの不稔性を最初に指摘したのはあの牧野富太郎だった。

  ヒガンバナに種子ができないことの不思議を最初に指摘したのは牧野富太郎だった。彼は明治40年(1907)に出版された飯沼慾斎の『増訂草木図説』のマンジュシャゲの補記に「予ハ未ダ本種ノ結実セシモノヲ見タルコトナシ」と書いている。(『ヒガンバナの博物誌』(栗田子郎著 研成社 P43より))

でも私はまだそれに異議アリ!!を唱えていた。私の「ふしぎ!?」は単純だった!!

 あんなにみごとな花をいっぱい咲かせるのだから、なかには変わりダネがいて、「種子」をつくることもあるのではないか!?

 それが、私の「自然結実」ヒガンバナ探索のはじまりだった。しかし、今は
 \(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ

 日本のヒガンバナは「分球」によってのみ殖えるとなると、そこに生えている理由があるはずだった。
・人為的にそこに球根が運ばれた
・動物が球根を運んだ
・洪水等によって土砂とともに球根がそこに運ばれた
等々
 ダカラ

 今そこに咲き始めたヒガンバナには必ず個々の「ヒガンバナ物語」が存在する!! 
 
▼私の家の庭にも5地点の定点観測ヒガンバナがあった。
 ダカラ5つの「ヒガンバナ物語」があった!!

【A定点ヒガンバナ】
・もっとも古くから観察をつづけている株デアル。
1999年の「観察日誌」を残している株だった。
・その後「引っ越し」をして現在の位置に来た。
・今やっと「花芽」が顔を出しはじめたところだ!!
・お彼岸までに間に合うかな!? 
・さあ、今年は何本の花茎が立つだろう!?

▼他所から「引っ越し」してきたビガンバナを見る。

【B定点ヒガンバナ】
・同じ町内より「引っ越し」(おすそ分けしてもらった)してきたシロバナヒガンバナ!!
・もともとそこに生えていた赤のヒガンバナとの紅白コラボがみごとだ。
・先に顔を出してきたのはシロバナヒガンバナ。ややふっくらとした感じだ!!

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【C定点ヒガンバナ】
・東京の野島高彦先生のところから、「引っ越し」してきたヒガンバナ。植木鉢で育てている!!
・それぞれの株を交換して、それぞれの地の気候等によって開花にどんなちがいができるか毎年継続観察している。
・野島先生の一年を通しての毎日の観察日誌はスゴイ\(^O^)/
・今年はすでに三本の花茎が立っていた。
・2019年には、ひとつの「自然結実」があった。

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▼いつからか明確ではないが、古くから庭にまぎれ込んでいる株。

【D定点ヒガンバナ】
・ここが今年もいちばん早く開花をはじめたようだ。
・木の根元ということで乾燥を防げたのだろうか!?
・ここで「自然結実」を確認することが何度かあった。
・さて今年は!?

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【E定点ヒガンバナ】
・D定点から「分球」によって殖えてきた株。
・こちらの「花芽」は、少しのびてきている。
・花茎がのびるスピードははやい!!

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 これが5つの「ヒガンバナ物語」だった。
 お彼岸の中日(秋分の日)にはどこまで開花しているだろう。
 o(^o^)o ワクワク


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「自然結実」ヒガンバナ群生地は今!!(2021/09/15) #ヒガンバナ #自然結実 #ヒガンバナの種子

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▼昨日(2021/09/15)、第一回目の「自然結実」ヒガンバナ群生地巡りをした。
今年のヒガンバナの初見は2021/09/01であった。例年より10日ばかり早いように思っていた。
それにしても、昨年の第一回目よりも13日も早かった!! 

巡ったコースはこれまでと同じく4ヶ所である。

【安富】→【夢前】→【福崎】→【福崎B】

【安富】
・何と言ってもここが群生地を最初に「発見」した場所であり、「原点」でもある。(2013.11.13
・西の畦は5~6分咲きというところだ。
・なんと言っても、稲穂とのコラボは最高!!
・はじめての「その場所」は、花茎をのばしてきたばかりだった。
・はたして、今年は何個の「種子」を手に入れることができるだろう。o(^o^)o ワクワク

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▼同じ道路を東に向かった。

【夢前】
・ここは場所により咲き具合にちがいがあった。
・このちがいはどうして起こるのだろう!?
・ほぼ条件が同じにみえる溝をはさんでの左右でも大きくちがっていた。(水・光・ 地温だろうか、それとも?)
・ここでもやはり実れる稲穂とのコラボは最高!!
・ここでは場所により3分咲き!?

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▼同じ道路をさらに東に!!

【福崎】
・いつものいちばんのスポットは、まったくまだであった。
・全体にこの場所のヒガンバナは個体数が少なくなってきていると感じるのはどうしてだろう!?
・北側の一角だけほぼ満開に!?
・これまたどうしてだろう!?
・まだまだ「ふしぎ!?」が尽きないヒガンバナ!!

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▼同じ道路からはなれて、2019年に発見したあらたな「群生地」である。

【福崎B】
・昨年はここの場所の「自然結実」がいちばん多かった場所である。
・ここもまた満開にはまだ早すぎた!!

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どこも共通して、少し早過ぎた!!
しかし、同じ場所でも咲き微妙に具合がちがうことを知ったのは収穫だった!!
そして なによりの収穫は この景を見たことだ。 

実れる稲穂とヒガンバナのコラボの景は最高!!    

さあ、次はいつ!?

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本日(2021/09/15)、第295回オンライン「寅の日」!! #天文と俳句 #traday #寺田寅彦

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▼雨のなかであったが、川沿いの土手のヒガンバナはほぼ満開に咲いていた!!
 例年より10日ばかりはやいようだ。

 寅日子先生はヒガンバナを一句だけ詠んでいた。
 

曼珠沙華二三本馬頭観世音 (明治三十九年)


▼本日(2021/09/15)は、第295回オンライン「寅の日」である。
 オンライン句会「寅の日」は、2年目に入っていた。
 それを記念して、9月テーマは次のようにしていた。

【9月テーマ】「寅彦と俳句」

 その第二弾として本日は、「天文と俳句」を読む。

◆本日(2021/09/15)、第295回オンライン「寅の日」!!

●「天文と俳句」(青空文庫より)

▼オンライン句会をはじめて一年がたった。
 以前にくらべるとずいぶん「季語」(季題)が気になるようになっていた。
 寅日子先生は「季語」についてこのように教えてくれていた。

 季節の感じは俳句の生命であり第一要素である。此れを除去したものは最早俳句ではなくて、それは川柳であるか一種のエピグラムに過ぎない。俳句の内容としての具體的な世界像の構成に要する「時」の要素を決定するものが、此の季題に含まれた時期の指定である。時に無關係な「不易」な眞の宣明のみでは決して俳諧になり得ないのである。「流行」する時の流の中の一つの點を確實に把握して指示しなければ具象的な映像は現はれ得ないのである。

 さらにコトバはつづく。

無常な時の流れに浮ぶ現實の世界の中から切り取つた生きた一つの斷面像を、その生きた姿に於て活々と描寫しようといふ本來の目的から、自然に又必然に起つて來る要求の一つが此の「時の決定」であることは、恐らく容易に了解されるであらうと思はれる。花鳥風月を俳句で詠ずるのは植物動物氣象天文の科學的事實を述べるのではなくて、具體的な人間の生きた生活の一斷面の表象として此等のものが現はれるときに始めて詩になり俳句になるであらう。

▼そして、「不易流行」の原理へと話は及ぶ。

要するに俳句は抽象された不易の眞の言明だけではなくて具體的な流行の姿の一映像でなければならない。其れが爲めには一見偶然的な他物との配合を要する、しかも其配合物は偶然なやうであつても、其配合によつて其處に或必然な決定的の眞の相貌を描出しなければならないのである。

 「配合」!!
 さらにステップアップして

此れは俳句が所謂モンタージュの藝術であることを明示する。

 「モンタージュ」!!
 なかなか俳句修業の道は遠い!!
 でも だから面白い!! とも言える。

 チクリと理科教育への嫌みもでてきたりする。でもここからも「学ぶべき」示唆的なことが…!!

 氣象學教科書に引用し得るものであらう。古人の句には往々かういふ科學的の眞實を含んだ句があつて、理科教育を受けた今の人のに、そのわりに少ないやうに思はれるのも不思議である。昔の人は文部省流の理科を教はらないで、自分の眼で自然を見たのである。

最後に「まとめ」だ!!

 要するに此處で所謂「天文」の季題は俳句の第一要素たる「時」を決定すると同時に「天と地の間」の空間を暗示することによつて、或は廣大な景色の描寫となり、或は他の景物の背景となる。

 手持ちの歳時記の「天文」を開いてみた。
 寅日子先生のコトバを思い出しながら挑戦してみるかな。

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