2018年夏・「クモ学」は今!! #クモ学

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2018/08/06 06:26
画像のタイムスタンプを見たら、そう記録されていた。
 これが、今年のコガネグモ最後の姿となってしまった。!!
 
 アクシデントはその日の午後に起こった。立秋の前日だ。
 例年そんなことはないのに、今年に限って、大がかりな草刈りが実地されたのだ。
 家から10mと離れてはいない土手とは言え、私有地ではないので文句は言えないが、私にとっては大切な「クモ観察園」!!
 昨日も、周辺にその姿をさがすがもうみつけることができなかった。

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▼少し落胆しながらも、「クモ観察園」を散策してみた。
 アリガタイ!!
 たとえコガネグモがいなくなっても、その仲間の「ナガコガネグモ」「コガタコガネグモ」は元気な姿を見せてくれていた。

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▼「ジョロウグモ」は「これからは我らの季節!!」と言わんばかりに元気に大きくなっていた。
 果敢に狩りをする姿は見ものだ。
 巧みに糸を操りネットを張る姿にも見ほれてしまう!!

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▼初夏より姿を見せている「サツマノミダマシ」は、巨大なハグロトンボを獲物にしていた。

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 「クモ学」はやっぱり面白い!!
 シロウト「クモ学」はまだまだ続くのだ!!

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【8/28(火)in名古屋】「金平糖の不思議研究」中田友一先生 近づく!!

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▼我らが寺田寅彦は「金米糖」(『備忘録』青空文庫より)のなかで、金平糖の不思議を次のように語った。

 中に心核があってその周囲に砂糖が凝固してだんだんに生長する事にはたいした不思議はない。しかしなぜあのように角(つの)を出して生長するかが問題である。
 おもしろい事には金米糖の角の数がほぼ一定している、その数を決定する因子が何であるか、これは一つのきわめて興味ある問題である。

さらには、こうまで言っていた。

 そういう意味から、金米糖の生成に関する物理学的研究は、その根本において、将来物理学全般にわたっての基礎問題として重要なるべきあるものに必然に本質的に連関して来るものと言ってもよい。
しかし今までのところまだだれもこの現象の成因について説明を試みた人はない。

1927(昭和2)年、今から91年前のことである。
▼この寅彦の「金平糖の不思議」の謎解きをした研究者がいた!!
 
 中田友一先生(中京大学名誉教授)である。

 中田先生の金平糖愛は半端ではなかった。
 「金平糖の統計学的研究」の論文を発表し、金平糖ファンと一緒に「金平糖を守る会」を結成された。
 名著『おーい、コンペートー』(中田友一著 あかね書房)を著し、「金平糖博物館」までつくられていた。
 文字どおり「金平糖研究」の第一人者なのである。
オンライン「寅の日」は、2012年4月からはじめて、この8/26で200回を迎える。
 200回達成記念企画として、とんでもなくゼイタクな企画を思いついた!!
 中田先生の好意により 次の企画が実現することとなった。アリガタイ!!


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オンライン「寅の日」200回達成記念企画in名古屋 

●日時 2018年8月28日(火) 14:00~16:00

●場所 『金平糖博物館』(愛知菓子会館内)

●内容 「金平糖の不思議研究」 
 『金平糖博物館』の見学と中田友一先生(中京大名誉教授)のお話!!

●参加費 無料

●参加申し込み 楠田までメールをください。

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▼寅彦ファン、「金平糖」に興味ある人にとってはこれ以上ない絶好の機会です。
 私にとっては超ゼイタクな夢物語企画です\(^O^)/

 「金平糖」「寺田寅彦」に興味がある!!  
 その一点でツナガリ集いましょう。大人も子どもも大歓迎です。

 いよいよ その日が近づいてきました!!
 まだまだ申し込み受け付けています。
 

 今年の夏休みのしめは、「金平糖の不思議研究」を一緒に愉しみませんか!!
 o(^o^)o ワクワク

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極地方式研究会に学ぶ!!(3)

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▼東の畑に薄黄色のワタの花が次から次と咲いていた!!
 花びらをよく見ているとピンクがかったところがある。すでに開花のすんだ花は完全にピンクだ。
 花が完全に萎んだ後には、あのワタの実が!!
 でもどうして同じ花なのに色を変えたりするのだろう!?
 どんな意味があるのだろう?

 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」 

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▼なんでもゆっくりな私は、まだまだ先日の研究会の反芻作業を繰り返していた。

◆「2018六甲山綱領」

を行ったり来たりしていた。
やっぱり最初にもどって、こうはじまっていた。

1.極地方式のめざすもの

長い教育運動の結果として、私たちは次のことを確認した。

(1) 「すべての子どもに高いレベルの科学をやさしく教える」という目的を達成するには、個人の授業努力の累加だけでなく、集団の中の相互批判により教師自身が高いレベルに到達せねばならぬ。

 ところで、「すべての子どもに高いレベルの科学をやさしく教える」というときの

 「高いレベルの科学」って何?

 これに答えることが私の長年の課題だった。
 もちろん綱領のなかにも、それに答える部分がある。
 それは少しおいといて、私なりの答えをみつけたかった。

▼話はとぶが、私には「○○の科学」遍歴があった。(変な言い方だが)
 思いつくままに並べてみる。

・「常民の科学」
・「ファラデーの科学」
・「デクノボーの科学」(賢治)
・「萃点の科学」(熊楠)
・「等身大の科学」
・「私の科学」
そして、最近もっとも気に入っているが
・「共愉の科学」

 てんでバラバラで気に入ったものに「科学」をくっつけただけのようにも見える。
 しかし、本人としてはそれなりの文脈と思い入れがあってのことだ。
 
 これらと「高いレベルの科学」とはどこか異質な感じがする。
 それはどうしてだろう?
▼「高いレベルの科学」は、授業実践と深く関係している。
 アタリマエだ!!
 授業と直接関係しなくなった今!!

 私にとって
 「高いレベルの科学」とはどんな意味をもつのだろう?
 「高いレベルの科学」はこれからも有効か?
 「高いレベルの科学」ってそもそも?

 当分のあいだ堂々巡りがつづきそうだ。(^^ゞポリポリ


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本日(2018/08/14)、第199回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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ザ・夏!!
 そんな「雲見」だった。
 そして、お墓参りをすませた後の夕方の空は不気味ですらあった。

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▼本日(2018/08/14)は、ついに第199回オンライン「寅の日」である。
 後一回で200回というところまできたのである!!
 【8月のテーマ】 は、「寅彦と気象(2)」である。
 その最終回である本日は「颱風雑俎」を読む。
 寅彦の最晩年(昭和10年、1935)に書かれたこの随筆には、寅彦の防災・減災に対する考えが集約されていた。

◆本日(2018/08/14)、第199回オンライン「寅の日」!!

●「颱風雑俎」(青空文庫より)

▼なかなか読み応えのある文章である。
 これまでもオンライン「寅の日」で何度も読んできたが、読む度に「発見」がある。
 
 「室戸台風」を語ることから始まっていた。
 なおこれは余談であるが、Wikipediaにも記されているこの台風での「高潮水位」を表示する標柱がJR尼崎駅南出口近くに立っている。近くにいかれたときはぜひご覧になるといいですね。

 含蓄のある示唆的文章が次々と出てくる。
 ひとつひとつ理解して、次へとやっているといくら時間があってもたりないほどだ。
 私が勝手にキーワードと思い込んでいる言葉がある。
 
 「相地術」!!

 である。随筆のなかではこうだ。

昔は「地を相(そう)する」という術があったが明治大正の間にこの術が見失われてしまったようである。颱風もなければ烈震もない西欧の文明を継承することによって、同時に颱風も地震も消失するかのような錯覚に捕われたのではないかと思われるくらいに綺麗に颱風と地震に対する「相地術」を忘れてしまったのである。
 
地を相するというのは畢竟(ひっきょう)自然の威力を畏(おそ)れ、その命令に逆らわないようにするための用意である。
西洋人は自然を人間の自由にしようとするが日本人は自然に帰し自然に従おうとするという意味のことを話していたと記憶するが、このような区別を生じた原因の中には颱風や地震のようなものの存否がかなり重大な因子をなしているかもしれないのである。

 ちょうど今はお盆だ。
 お墓の前に立って、ご先祖さまに、我が家の「相地術」を聞いてみたらなにかを教えられるかも知れない。

▼どうしてもひっかかってしまう部分があった。
 それは「理科教育」に関しての部分だ。

これは人々の心がけによることであるが、しかし大体において学校の普通教育ないし中等教育の方法に重大な欠陥があるためであろうと想像される。これに限ったことではないが、いわゆる理科教育が妙な型にはいって分りやすいことをわざわざ分りにくく、面白いことをわざわざ鹿爪(しかつめ)らしく教えているのではないかという気がする。子供に固有な鋭い直観の力を利用しないで頭の悪い大人に適合するような教案ばかりを練り過ぎるのではないかと思われる節もある。これについては教育者の深い反省を促したいと思っている次第である。

 こう言われると、納得もするが、どうしても反駁したい衝動にかられるのだ。
 まだまだいっぱいあるが、今回の読みではこれぐらいに…

 最後に

颱風のような複雑な現象の研究にはなおさら事実の観測が基礎にならなければならない。それには颱風の事実を捕える観測網を出来るだけ広く密に張り渡すのが第一着の仕事である。

と、寅彦のがしめくくって83年が過ぎた。
「第一着の仕事」はどこまで来ているのだろう?
それが知りたい!!


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【Web更新8/12】18-32 サイエンスコミュニケーター宣言 等更新!!

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留守の間に数の増えたる芙蓉かな 18/08/11撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】18-32
週末定例更新のお知らせ
 

「ものごとは、記憶せずに記録する。」

は、あのウメサオタダオの言葉だ!!
 この言葉に徹底して従うことをめざしている。
 このblogも、記録装置のひとつと考えている。
 ところが、ポンコツ度を増すにつれて、記録のスピードが、ものごとのスピードについて行かなくなってきている。 困ったっものだ。 (^^ゞポリポリ

 そんなときは、あの呪文を唱える!!
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

◆表紙画像集2018 更新!! あれっ!?
 こんなに咲いていたかな。
 数日家をあけているまに芙蓉の数が増えている!!
 日毎にその姿を変えていくのがみごとだ。
 そのうえ朝に咲いた花は、夕方には萎んでいるはず!!
 どれほどのスピードで開花が進んでいるのだろう。
 「ふしぎ!?」だ。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 研究会参加、イベント参加と超多忙な日々の一週間であった。
 多くの人との「出会い」「学び」!!
 それは実に愉しいものだった。
 記録が追いついていないところがある。できるだけ記憶が鮮明なうちに…。

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 その可能性!?
 その必然性!?
 その具体性!?
 が
 少しだけ見えてきた一週間であった。

 あの呪文を唱えながら一週間をはじめてみる。


 

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極地方式研究会に学ぶ!!(2)

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▼8/10の朝、定期研究集会は解散であった。
 駅まで送ってもらう途中、もう一度、展望台まで連れて行ってもらった。
 なんと雲は上層にあるというのに、「大阪平野」「大阪湾」は遠くまで見渡すことができたのだ!!
 アリガタイ!!

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▼毎年、定期研究集会では「綱領」が更新されて出される。
  もちろん今年も、それは出された。

◆「2018六甲山綱領」

 「綱領」って!?
 なんとも堅苦しそうなコトバだ。
 でも私は、これが昔から大の「お気に入り」だ。
 書かれているのは、けっして不動のおきまりが書かれているわけではない。
 言わば、困ったとき、迷ったときにヒントをもらえる「行動指針」のようなものだ!!

▼「2018六甲山綱領」のはじめにも「1.極地方式のめざすもの」としてテキストづくりのことがあがっていた。

 (3) 私たちが開発した成果を、客観的事実として、教師の中にひろげるには、テキストづくりが効果的である。

 と。
 遅々たる歩みのWebテキスト『天気の変化』づくりと関連して、私が今一番興味があるところであった。
 さらにテキストづくりと関連して今いちばん注目しているコトバが
 
 「テキスタイル」!!だ。

 「テキスタイル」はこう説明されていた。

 ”テキスタイル”ということばは、いつとはなしに造り出され、使用されるようになった。”わたしたち”の造語である(textile=織物ではなくて、text+style=textyleである。)”わたしたち”が教えたい、わかってほしいと願う事柄がきまったからといって、それはまだテキストではない。テキストは、発問と、資料と、実験と、読み物などで構成されるが、とりわけ、どんな発問を、どんな順序で用意するかが重要である。いや、内容がきまってから「さて発問は?」というのでなくて、事例に関する発問、事例を法則の支配下に位置づけさせる発問、等を考える過程の中で、”わたしたち”の中に次なる内容が求められ、獲得されていくのである。 (『極地方式入門』(高橋金三郎・細谷純編、国土社1974.3.20) p174より)

▼久しぶりに『極地方式入門』をあけたら、とっても元気が湧いてくる文章に出会った。
 これまた長くなるが引用させてもらう。

 「やさしく教える」と私たちがいうとき、それは「努力しなくても教えられる・頭を使わなくてもわかる」ということではありません。探険することの楽しさ、頭を使うことの楽しさが湧くことを私たちは目指します。新しいことを新しく教えるために、私たちは新しい教授原理をつくり出さねばなりません。
 「テキストをつくろう」と私たちがいうとき、それは私たちの成果を不動のものとして定着させることではありません。
 リフトのある山は山ではない! 飛行場のある極地は極地でない! 活字でテキストに固着した私たちの「極地方式」は、私たちの自然観・科学館・教育観のあまさ、足りなさの動かぬ証拠となるでしょう。私たちそれを否定して、更に新しいテキストをつくらねばなりません。それが、実践というものではないでしょうか。
 みなさん!
 疲れを忘れて前進しようではありませんか。
 (同書 p7 より)

 今、時空を超えて響いてくるものがある!!
 如何に拙い遅々たる歩みになろうとも、Webテキストづくりを続けようと思う!!

 大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから、20週目だった。
 真ん中の池を残して、端ふたつの池は完全に枯れ始めた!!

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『智恵の楽しい実験・工作展』は愉しい!!

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▼待望のその日がやって来た!!

◆「智恵の楽しい実験・工作展」

 ファラデーラボ神戸(六甲)へは、私はJR六甲道駅から歩いて行くことにした。バスもでているようだ。
 もちろん車でも行けるが、駐車場の関係もあるので電車を利用した方が便利かもしれない。

▼玄関先にはすでに案内黒板が立っていた!!
 なかにもかわいいwelcomeゲートがあった。
 もう圧巻である\(^O^)/
 ど迫力である!!
 どのテーブルにも所狭しとあの感動の作品群が並んでいる。
 テーブルの上だけではない。窓際にも、サイドテーブルにも…!!
 見せてもらったことがあるものもあるが、はじめてのものもある。
 つい立ち止まり、見入ってしまう!!
 
 へー!!
 思わず感嘆の声をあげてしまう。
 次から次へと訪れる人も同様だ。
▼「なぜだろう!?」
 またしても、いつもの「ふしぎ!?」が生まれる!!

 このすばらしい作品群を「10倍楽しむ方法」を考えた。

・私のもっとも「お気に入り」の一点をみつけること!!
※どうしても決めかねたらベスト3をみつける!!

・その「お気に入り」の「しくみ」「からくり」を考えてみる!!

・それについて作者(上橋さん)に直接聞いてみる。
※作者が忙しそうだったら、近くにいる人と話し合ってみる。 
※この場でどうしても無理だったら、後ほどFacebookなどで質問してみる。

・触っていいものは、実際に自分の手で動かしてみる!! 
・手にとってあらゆる方向から見せてもらう!!

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▼もっとうれしいことがあった!!
 すばらしいこの作品のいくつかを安価に(材料費だけ)分けてもらえるのだ。
 あの「永久ごま」まで!!

 さらには、「スズムシ」の無料配布まであるのだ。
 とてもわかりやすい飼育マニュアル付きだから超初心者も大丈夫!!

 さあ、本日限りのこのチャンスを逃すな!!

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極地方式研究会に学ぶ!!(1)

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▼標高約500mに位置する奥池は、下界の連日の猛暑がうそのように涼風が吹いていた。
  それに誘われ朝の散策にでかけたみた。
  もう栗の実がみられるようになっていた。

▼そんな快適な場所で
 
◆ 極地方式研究会 第49回定期研究集会

が行われた。
 私自身の年表覚え書きを見返してみたら、今回がちょうど10回目の定期研究集会参加だった。

▼私にとっては、「極地方式研究会」とは今もなおとても魅力的な研究会であった。
 けっしてすぐれた実践をしてきたわけではないが、そこから学んできたこと計り知れないほどに大きい!!
 たとえば、
 【理科の部屋】設立のときには、
 
 ◆【理科の部屋】とは

のなかで、「中学理科サークル通信ノート」の高橋金三郎先生のコトバを引用させてもらったりもしていた。
▼直接的な現場をはなれた今も惹かれるのはなぜだろう。
 その最大の魅力は何と言って、忌憚なくお互いの実践を出し合い

 学び合い・高め合おうとする「作風」!!

 だろう。
 今回も多くのレポートで興味深い実践を聞くことができた。
 ますますゆっくりなってきた私は、少し時間がかかるが、しばらく反芻作業をくりかえしてみたい。

(つづく)
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六甲山地はどうやって生まれたか(2)

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▼フィールドワークは展望台からはじまった。
・奥池
・大阪平野
・大阪湾
・甲山

 説明を聞きながら聞きながら眼下の風景を眺めていると、昨夜聞いた「六甲山誕生物語」が「ほんとうだ!!
」と思えてくるのだった。

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▼「物語」がよりリアルに信憑性を持つためには、それを裏付ける証拠が必要だった。
 「鍵層」とよばれるものだ。
 標高約500mの奥池周辺に「大阪層群」を見つければ、これは強力な証拠になる。
 「露頭」と言われて勝手に想像してしまうのは、垂直に立った崖の地層であった。
 しかし、今回 「ここに大阪層群が…」と案内してもらった場所は地面だった!!
 「海底で堆積した地層が…」
 この高さにある!!そのドラスティクな「物語」を想像しながら、この岩石を触ってみると、なんとなくその気になってくるから不思議だ。

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▼六甲山と言えば「花こう岩」だ。
 一口に「花こう岩」と言ってもいろいろなものがあった。
 「花こう岩」は風化が激しかった。風化すればボロボロになり「真砂」になる。
 「白砂青松」と言えばいいが、水害となるとたいへんだ!!
 この度の西日本豪雨でも何度も聞いた言葉だ。
 それがよくわかる「現場」に行ってみた。

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▼最後に、「ごろごろ橋」を通って、「五助橋断層」を見渡せる場所に行った。
 「あそこに、この方向に五助橋断層が走っているのです。」
 と説明を聞いてわかった。
 これまた、その気になって見ているとナルホド (゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
 となる。

 プロに案内してもらうフィールドワークは楽しいもんだ。
 深謝<(_ _)>

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六甲山地はどうやって生まれたか(1)

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▼出かける前にひとつのメールが入っていた。

「芦屋から、奥池まで、バスまたは車で来られると思いますが、通る道の傾斜を感じながら来ていただきたい、ということです。山に入ると急斜面をヘアピンカーブで登り、しばらくすると急に平らになるのがわかります。六甲山の成り立ちと関係しますので、ぜひ実感しつつ奥池まで来ていただきたい。時間的には短いですので、おしゃべりをしていると気づかないかもしれません。」

▼見逃してはなるまい!!
とバスの車窓から外の景色のうつりかわりに注意していた。
 確かにヘアピンカーブが多い。
 それがわかった。そして平らとなりそこに奥池があった。
 カーブの数までは数えることができなかった。研修会のなかで、その数は13あると教えられた。
 カーブごとにプレートがつけられているとも。
 帰りの車では、みなさんとカウントしながらおりた。
 確かに!!
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▼出かける前に、私は古びた二冊の本を本棚からひっぱり出してきた。
 荷物になるとは思いながらも、カバンに入れた。列車の中で、それを少しだけ読んでみた。
 面白い!!
 その一冊は

◆『変動する日本列島』(藤田和夫著 岩波新書 1985.6.20)

である。思い出の多い一冊である。
「近畿トライアングル」を教えられ
「山崎断層」をより意識的にとらえさせてくれた本である。
 また、1995年の兵庫県南部地震の後、いちはやく

 【理科の部屋】オンライン学習会第2期(1995.4~1995.10)のテキスト

としてとりあげた本でもあった!!

▼もう一冊は、上記書をより詳細に語ったものだった。

◆『日本の山地形成論~地質学と地形学の間~』(藤田和夫著 蒼樹書房 1983.4.30)

 もちろんページをめくった記憶がある程度で、すべてを理解しているわけではなかった。
 わからないままであるが、読んでいたく感動した記憶だけ鮮明にある。
 どこに感動したのだろう!?
 今回、その少しがわかるかも知れないと思いながら研修を受けた。

(つづく)

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