本日(2019/02/22)、第216回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

Dscn6071

今朝起きてすぐ外に出ると、久しぶりにみごとな「月暈」を見た!!

 しばらく夜の「雲見」を楽しんだ!!
 でもやっぱり不思議な話だ。
 「月暈」ができるということは、あそこにある雲は「巻層雲」!!
 そして、その正体は小さな水滴でなく、氷晶(氷の粒)だ!!
 車を垂直に走らせることができるなら、10分とかからない距離だ!!
 そこに氷の世界が…!!

 こんなときはやっぱりあの人のあのコトバを借りよう。

 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」 

▼本日(2019/02/22)は、あの人の文章を読む日。第216回オンライン「寅の日」である。
  2月のテーマは

  【2019年2月のテーマ】 「寅彦と気象(冬)」

である。冬編の第2弾は「凍雨と雨氷」である。

◆本日(2019/02/22)、第216回オンライン「寅の日」!!

●「凍雨と雨氷」(青空文庫より)

▼寅彦のすばらしいところは、私のような初学者にもわかりやすく巧みな文章で説明してくれているところだ。
 稀有なる「凍雨」「雨氷」についてもわかりやすく説明してくれていた。
 

我邦(わがくに)では岡田博士に従って凍雨の名称の下に総括されているものの中にも種々の差別があって、その中には透明な小さい氷球や、ガラスの截片(せっぺん)のような不規則な多角形をしたものや、円錐形(えんすいけい)や円柱形をしたものもある。氷球は全部透明なものもあるが内部に不透明な部分や気泡を含んでいるものもある。

 次に雨氷と称するものは、過冷却された雨滴が地物に触れて氷結するものである。これが降ると道路はもちろん樹木の枝でも電線でも透明な氷で蔽われるために、道路の往来は困難になり電線の被害も多い。蝙蝠傘(こうもりがさ)の上などに落ちて凍った雨滴を見ると、それが傘の面に衝突して八方に砕け散った飛沫がそのままの形に氷になっている。

▼では、その「凍雨」「雨氷」はどのようにしてできるのだろうか?
 それもくわしく説明してくれていた。

 凍雨と雨氷はほぼ同様な気層の状態に帰因する。すなわち地面に近く著しく寒冷な気層があって、その上に氷点以上の比較的温暖な気層のある場合に起る現象である。
この零度等温線とほぼ並行して風の境界線があり、その以北は北がかった風、以南では南風が吹いている。これは南から来る暖かい風がこの境界線から地面を離れて中層へあがりその下へ北から来る寒風がもぐり込んでいるのだという事は、当時各地で飛揚した測風気球の観測からも確かめられている。そのために中層へは南方から暖かい空気が舌を出したような形になっている。この舌状帯下の部分に限って凍雨と雨氷が降っている事が分るのである。

なるほどである。

 今回、私がいちばん注目したいところが最後にあった!!

 我邦におけるこれらの現象の記録は極めて少数であるらしい。しかし現象の性質上から通例狭い区域に短時間だけしか降らないものだとすれば、降るには降っても気象学者の耳目に触れない場合もかなりあるかもしれない。それで読者のうちで過去あるいは将来に類似の現象を実見された場合には、その時日、継続時間、降水の形態等についての記述を、最寄(もより)の測候所なり気象台なり、あるいは専門家なりへ送ってやるだけの労を惜しまないようにお願いしたい。

なんとスバラシイ提案だ\(^O^)/
98年も前の寅彦の提案である。
昨今、多くの人がスマホを持ち歩いている。
 稀有なる「凍雨」「雨氷」の画像におさめるチャンスも多いだろう。
 現に今、「霜」や「雪の結晶」を写真に撮り報告するプロジェクトも立ち上がっている!!
 
 98年前の寅彦の提案を受けて、「凍雨」「雨氷」の写真を撮って報告しあおう!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019年3月のオンライン「寅の日」は #traday #寺田寅彦 #コウガイビル

_dsc1760

(゜o゜)ゲッ!! うそだろう!?
 私は一瞬、自分の目を疑った!!
 
 近づいて行ってじっくりとそいつを見た!!
 ヌメヌメしたその皮膚、そしてなにより 逆三角形でイチョウの葉のような頭!!
 間違いない!! コウガイビルだ!!
 私が人生で41番目に出会った 41号コウガイビルだ!!

 確かに昨日の朝はあたたかった。それに霧が濃く、水分たっぷりだった。
 それにしても、「雨水」越えたばかり、こんな時期に出会ったコウガイビルははじめてであった。
 この「ふしぎ!?」な生きものに最初に出会ってから、もう10年以上歳月がたった。
 その間に出会ったコウガイビルは40匹!!
 環境も少し変わったのでもうあいつには出会うことはないと思っていただけに驚く同時に最高にうれしかった!! 
 いつものように、少量の水とともにナイロン袋のなかにいれた!
 さて今度はいつまでのつきあいとなるだろう!?
 「385日」の記録は更新できるだろうか!?

_dsc1737

_dsc1800

_dsc1808

_dsc1813

_dsc1835

▼さて、3月のオンライン「寅の日」の計画をたてる時期がきている。
 3.11が近づいてきた。あれからはや8年!?もう8年!?
 3月のテーマはやっぱりあの寅彦の警鐘だろう。

 【3月テーマ】「寅彦と警鐘「天災は忘れられたる頃来る」」

 3月は3回ある。

■2019年3月オンライン「寅の日」

◆第217回オンライン「寅の日」 …3/06(水)
◆第218回オンライン「寅の日」 …3/18(月)
◆第219回オンライン「寅の日」 …3/30(土)

▼では何を読むか?
 7年の歩みから、寺田寅彦「防災・減災」十選!!をきめていた。
 そこから定番中の定番、3作品を選んだ。
 「津浪と人間」 「天災と国防」 「小爆発二件」 である。
 律儀に繰り返す自然に対しては、こちらも繰り返し繰り返し…である!!

■2019年3月オンライン「寅の日」

◆第217回オンライン「寅の日」 …3/06(水) 「津浪と人間」(青空文庫より)

◆第218回オンライン「寅の日」 …3/18(月)「天災と国防」(青空文庫より)

◆第219回オンライン「寅の日」 …3/30(土) 「小爆発二件」(青空文庫より)

▼3月が終われば、2012年4月からはじまった7年の歩みが終わる。
 7年間に読んだ寅彦の随筆は95編になる。
 
 驚くべきは95編いずれもが今日的であることだ!!
 けっして古くはない。いやむしろ寅彦の方が先を行っているのかも知れない!!
 そしてなにより 面白い!!

 8年目を構想・展望しながら…。


 
 

 


| | コメント (0) | トラックバック (0)

【Web更新2/17】19-07 オンライン「寅の日」 等 更新!!

_dsc1588


ホシノヒトミ足元に小宇宙かな 19/02/16撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】19-07
週末定例更新のお知らせ
 「雨水」も過ぎた!!
 なんとも律儀に時は過ぎていくことか。
 はやくも今年になって7回目のWeb更新だ。

◆表紙画像集2019 更新  ホシノヒトミ(オオイヌノフグリ・イヌノフグリ)
 『日本植物方言集成』(八坂書房)によれば、「イヌノフグリ」のことを千葉(柏)では、「ほしのひとみ」と呼んでいたらしい。なんともスバラシイネーミングである!!
 「イヌノフグリ」などよりも、その花のようすを表現したものだ。そもそも「イヌノフグリ」とは花の後の実のことを言ったものだ。
 これを知ってから、やっぱり花は「ホシノヒトミ」と呼ぶようにしている。
 『日本植物方言集成』をあけたついでに他にはと見ていると、「はたけのくわがた」(和歌山・西牟婁)というのがあった。昔の人の観察眼に恐れ入るばかりだ。

 同じ視点で詠んだ俳人がいた。「客観写生」を唱えた虚子である。さすがである!!

 

犬ふぐり星のまたゝく如くなり 高浜虚子
 

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 「これから」を考えるなかから生まれた私の寺田寅彦「活用」法。
 その究極のかたちのひとつ
 ・サイエンスカフェ「寅の日」 
 さらに具体案を8年目がはじまるまで検討したい。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 【お薦め本】も、ファラデーラボ等も同じくこちらにリンクした。
 こちらの方も、今一度「現在地」を確認しておきたいものだ。

 「啓蟄」「春分」までには何をこそ…。
 ゆっくり 急ごう!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ファラデーラボ「電池の歴史と魅力」は面白かった!!(2)

Dscn5833
▼「あれっ、今日はこれだけ!?」
 と最初に思ったのは大きなまちがいだった!!

 ファラデーラボ「かがくカフェ」では、第一部が終わってティタイムに入ると、前にホワイトボードがたてかけられ、そこに第二部で発表・報告する人が自分でテーマを書き込むことになっている。
 当日のそのときまで誰が何を発表・報告するか誰も知らない。
 当日までのお楽しみなんだ!!
 
 一昨日も最終的にはホワイトボードはいっぱいになり、最後はいつものように時間はたらなくなりうれしい悲鳴だった!!

 私はこのファラデーラボ「かがくカフェ」の第二部が大好きだ。
 自分のこれまで知らなかった「私の科学」と出会えるから!!
 あらたな「共愉の科学」が生まれるから!!

▼トップバッターは岡田さんの「ミカドアゲハ」だった。
 聞いたことない蝶の名前だった。
 「偶然に出会って…」なんてとんでもない話だった。
 興味津々の岡田さんの「科学」が続いた!!

 続いて大西さんが、いつものように「不要品をもらってください」と、いつものお宝の「おすそ分け」があった。
 今回は、各種薬品が多かった。
 これまでどんな教材研究をされてきたかを物語る貴重な品々であった。

Dscn5826

Dscn5819

▼続いて芝原さんが「プロジェクト学習」について発表された。
 (゜o゜)ゲッ!! 中学生がこんなすごいこと学習しているの!?
 驚くばかりであった。
 発表を聞くうちに「そのことに興味を持っている中学生だからこそ、求める高いレベルの科学があるのかも知れない。」と思えてきた。

 觜本さんからは、ほんとうに長いあいだ取り組んでおられる「とびまつの森の会」の報告とそこから発展しての須磨FRS「自然環境サミット2019」の紹介があった。
 そこにはいつもアクティブな 私の「科学」があった!!

Dscn5839

Dscn5858

Dscn5870

Dscn5872

▼森本さんの方からは、わけあって大量に入手した「とけやすいミョウバン」の紹介と「おすそ分け」があった。
 結晶作りにはこちらタイプが絶対お薦め!!
 森本さんの「静電気」教材開発物語はまだまだつづく。
 「回路カード」関連の教材開発物語もまたとどまることを知らない。本日のメインテーマ「マイクロスケール実験」と関連して、これは「使える!!」と思える新ネタが続々と…

 最後に円尾さんが「いろいろ」の紹介があった。
 円尾さんの「科学」の守備範囲は広い!!
 「狩り」「自然観察」「安価入手教材」「手作り教材」等々どこまでも
 さらにくわしくは

 ◆マル爺の実験室

に行ってみよう。
 リクエストすれば、「こんなのあったら」教材も作ってもらえるかも!!アリガタイ!!


 ファラデーラボ「かがくカフェ」次回は、「8周年企画」(3/10)であるo(^o^)o ワクワク

Dscn5900

Dscn5922

Dscn5942

Dscn5963

Dscn5978


 

  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ファラデーラボ「電池の歴史と魅力」は面白かった!!(1)

Dscn5578
▼ずっと楽しみにしていたファラデーラボの「かがくカフェ」があった。

■第98回かがくカフェ「電池の歴史と魅力」
 第1部
 テーマ  「電池の歴史と魅力」
 講師    佐藤美子さん (四天王寺大学教育学部准教授)

である。何が楽しみといって、まずは「実験」だ!!
 佐藤さんはずっと「マイクロスケール実験」の先駆的な取り組みをされていた。 
 だから、きっと今回も実際に自分でも「実験」させてもらえるのだろうと楽しみだったのである。o(^o^)o ワクワク

▼期待通りというか、いやそれをはるかに上まわって実に面白かった!!
 まずは「電池の歴史」から話がはじまった。
 「電池」というものが、多くの人々(科学者)の知恵と工夫から生まれたものであることを熱く語られた。
 単にその「歴史」を知るというだけでなく
 「では、それを自分の手でもやってみたい!!」
 という「実験」へのモチベーションを高めてくれた。うまいなー!!
 最初に一人ひとりやらせてもらった「実験」はこうだ。

【実験1 ガラス容器とポリスポイトを用いた簡易ダニエル電池】

 実際にやらせてもらい、一人ひとりが自分で体験できる「マイクロスケール実験」の威力を実感した!!
 自分の手でやってみてこそ見えてくる世界があった!!
 特にそれを実感したのが
 <実験2>半透膜(ビスキングチューブ)の役割を考えよう。
だった。
 半透膜の窓をプラスチック板でふさぐとほんとうにプロペラは止ったのだ!!
 (゜o゜)ゲッ!! ほんとうに ?(゜_。)?(。_゜)?
 何度も何度も自分でやってみた。

 見えるはずのない「イオン」が見えたような気がした!!

Dscn5586

Dscn5601

Dscn5609

Dscn5610

Dscn5613

Dscn5625

Dscn5644

▼次の実験もまた面白かった!!

【実験2 鉛蓄電池(パックテスト容器・ボタン電池使用)】 

 これまた自分でやってみてこそわかることがいっぱいあった!!
 蓄電していくときブクブクと泡がでていた。
 目の前で起こっているからこそ「この気体は!?」となる。
 ボタン電池の工夫も凄い!!
 使用する容器もこれまでの実践から進化しつづけていることを、これまた熱く語られた。
 目の前にその装置があるだけに、その話も説得力を持っていた。
 ナットクだ!! (゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

Dscn5668

Dscn5670

Dscn5678

Dscn5684

Dscn5693

▼最後の実験もまた楽しいものだった。

【実験3 身近なもので備長炭電池をつくろう】
 
 お馴染みになった「備長炭電池」であるが、これまた「マイクロスケール実験」に取り入れられていた。
 これなら、ほんとうにひとりひとり実験することも可能だ。
 だからこそ見えてくるものが… 
 実験後のアルミホイルをみたらほんとうに小さな穴が…!!

 「ダイコン電池」などもやらせてもらった。

 最後に「マイクロスケール実験」「授業のデザイン・実践」ついての呼びかけがあった。
 アリガタイ!!

 2時間はあっという間だった!! 深謝<(_ _)>

Dscn5695

Dscn5733

Dscn5744

Dscn5760

Dscn5799

 


| | コメント (0) | トラックバック (0)

オンライン「寅の日」7年の歩みから(21) #traday #寺田寅彦

Dscn5531

▼いつもの「雲見」の空に虹が…!!
 風はまだまだ冷たい
 しかし、足元に着実に「光の春」が。

_dsc1557

_dsc1579

 蓮根の植え替えから47週目の大賀ハス観察池のなかにも…。

_dsc1503

▼今一度、繰り返してみよう。
 「これから」にむけての私の寺田寅彦「活用」法!!

「今、なぜ寺田寅彦なのか!?」

(1) 「正当にこわがる」ため

(2) 「科学」の面白さ・醍醐味を愉しむため

(3) あらたな道楽の「科学」をみつけるため

▼具体的な構想でひとつ見えてきたものがある。
 それが

◆サイエンスカフェ「寅の日」!!

・フィールドワークの拠点
・俳句結社「寅の日」の句会、吟行
・私の「科学」から「共愉の科学」へ!!
・寺田寅彦「科学教育」研究会!?
・オフライン「寅の日」

いつどこで!?

▼迷ったら「原点」へ!!
 それが鉄則だ。そもそも「寅の日」とは、コレだった。

 寅彦は高嶺俊夫と親交を深めるなか面白いことをやっていたようだ。 一九二八年(昭和3年)の春ころから、高嶺と寅彦は毎週一度のペースで、二人だけの昼食会を催すことになる。高嶺はこの日を「寅の日」、一方の寅彦は「高嶺デー」と呼んでいた。(中略)学問の話もしたが、それ以外に気楽なテーマもよく話題にのぼったという。“高等遊民”を彷彿させる二人の姿が浮かんでくる。(『寺田 寅彦 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学』(小山慶太著 中公新書)P15より)

 90年の時空を超えて、「寅の日」が現代に蘇る!!
 手法はもっといろいろあっていい!!

(つづく)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

オンライン「寅の日」7年の歩みから(20) #traday #寺田寅彦

Dscn5464
▼私の究極の道楽は

 賢治の「雲見」!!
 と
 寅彦の「宇宙見物」!!

 だと言い続けてきた。最近になって少し修正した。
 今さらであるが、寅彦もまた「雲見」の超達人であることに気づいたのだ。
 だから、究極の道楽は

 賢治と寅彦の「雲見」!!

 と修正する必要があるのかも知れない。
 それにしても「雲見」とは、安上がりで奥の深い道楽だ!!
 いつもの場所に立って空を見上げているだけだ。
 春が空からやってきていると感じた。

Dscn5468

Dscn5473

 午後になって「光の春」をみつけた!!

Dscn5510

▼私の寺田寅彦「活用」法を続けよう。
 「これから」に向けての第三弾は

(3) あらたな道楽の「科学」をみつけるため

である。寅彦の「雲見」に関連して寺田寅彦「気象入門」八選をつくっていた。

寺田寅彦「気象入門」八選 !!

(1) 颱風雑俎 6

(2) 茶わんの湯 5

(3) 夕凪と夕風 4

(4) 海陸風と夕なぎ 4

(5) 春六題 3

(6) 凍雨と雨水 1

(7) 伊吹山の句について 1

(8) 自然現象の予報 1

【参照】作家別作品リスト:No.42 寺田寅彦 (青空文庫)


▼忘れてはならない寅彦に教えてもらったもうひとつの道楽があった。
 「俳句」という「科学」の方法である!!
 まだ入口のあたりをウロウロしているだけだが、寺田寅彦「俳句入門」十選もつくってしまった。

寺田寅彦「俳句入門」十選 !!

(1) 俳句の精神 6

(2) 天文と俳句 6

(3) 俳諧の本質的概論 4

(4) 思い出草 3

(5) 俳句の形式とその進化 1

(6) 伊吹山の句について 1

(7) 子規の追憶 1

(8) 俳諧瑣談 1

(9) 夏目漱石先生の追憶 1

(10) 連句雑俎 1

【参照】作家別作品リスト:No.42 寺田寅彦 (青空文庫)

▼こちらの道楽については、2つの夢(野望)まで語ってしまっていた。
(1) 俳句結社『「寅の日」の会』結成!!
(2) 『「寅の日」の会』で吟行、句会を実施する!!

である。
 今考えてみると俳句結社『「寅の日」の会』ってなんかもたもたしたネーミングだな。
 昨日提案のサイエンスカフェ「寅の日」にあわせてスッキリと

 俳句結社『寅の日』!!

 で行くかな。はじまらないうちから軌道修正とは…(^^ゞポリポリ

 さて…!!

(つづく)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

オンライン「寅の日」7年の歩みから(19) #traday #寺田寅彦

_dsc1443

このアタリマエ!!
 そのアタリマエがやっぱり不思議でならなかった!!

 もう2月もなかば、
 2月に入ってすぐ立てた今年の「立春の卵」は、今もアタリマエに立っていた!!

 卵の表面の凸3点でつくる底面の三角形のなかに、重心から下ろす垂線が入っておれば、アタリマエに立つ。
 他に力が加わらないかぎり静止物体は静止しつづける!!
 アタリマエすぎるほどアタリマエのこと。
 でもやっぱり「ふしぎ!?」だ!! 

私の寺田寅彦「活用」法を続けよう。
 第二にあげたのは次だった。

 (2) 「科学」の面白さ・醍醐味を愉しむため

 オンライン「寅の日」7年間で、読んだ92編のうち特に「科学・科学(理科)教育」に関連するものは64編あった。圧倒的な多さだ。
 しかし、少し視点を変えれば92編すべてが「科学」に関連していた。
 寺田寅彦のことを人はよく「文理融合の人」と言う。
 私は反対だ!!

 寅彦の軸足はいつも「科学」にすえられていた!!

 と確信している。

▼寅彦の「科学・科学(理科)教育」に関連する随筆を読み解くキーワードは

「ねえ君、不思議だと思いませんか」 

だった。
 とりわけ「科学(理科)教育」に焦点をあてて寺田寅彦「科学(理科)教育」十選をつくってみた。

 寺田寅彦「科学(理科)教育」十選!!

(1) 科学者とあたま 7

(2) 研究的態度の養成 5

(3) 雑感(「理科教育」より) 5

(4) 科学上の骨董趣味と温故知新 4

(5) 物理学実験の教授について 3

(6) 方則について 1

(7) 物理学の応用について 1

(8) 知と疑い 1

(9) 疑問と空想 1   

(10) 科学に志す人へ 1

【参照】作家別作品リスト:No.42 寺田寅彦 (青空文庫) 

▼十選つくっただけでは意味がない。
 「活用」しなければ面白くない。やっぱり私がいちばん興味あるのは寺田寅彦「科学(理科)教育」十選である。
 
 ここからは「これから」に向けた思いつき提案である。

(1) この十選を集中して一緒に読むような機会、オフをやりたい!!

(2)名づけて「寺田寅彦「科学教育」研究会」 !!なんともかたいな(^^ゞポリポリ

(3)サイエンスカフェ「寅の日」 !!では…

(4)日時・場所は…

(5)参加資格は十選のうちひとつでも読んだことのある人!!

 さらなる具体案はやりながら考えると言うことで…。

(つづく) 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

オンライン「寅の日」7年の歩みから(18) #traday #寺田寅彦

_dsc1344
▼たしかに紅梅のほころびの濃度は濃くなってきている!!
 足元のホシノヒトミは一斉に瞬きはじめた!!

 春はやっぱり確実に進行している。
 継続する作業 ゆっくり 急ごう。

_dsc1380

_dsc1331

オンライン「寅の日」の「これから」に焦点をあてて 言わば
●私の寺田寅彦「活用」法
を語りはじめようとしていた。第一にあげたのは

(1) 「正当にこわがる」ため

だった。「正当にこわがる」は、「小爆発二件」から引用した。

 ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしいことだと思われた。○○の○○○○に対するのでも△△の△△△△△に対するのでも、やはりそんな気がする。

▼すでに私は今までに読んだ随筆のなかから、寺田寅彦「防災・減災」十選をつくっていた。

寺田寅彦「防災・減災」十選!!

(1) 日本人の自然観 8

(2) 天災と国防 7

(3) 津浪と人間 6 

(4) 颱風雑俎 6

(5) 地震雑感 3

(6) 神話と地球物理学 3

(7) 流言蜚語 1

(8) 小爆発二件 1

(9) 災難雑考 1

(10)静岡地震被害見学記 1

【参照】作家別作品リスト:No.42 寺田寅彦 (青空文庫)

▼「これから」のオンライン「寅の日」のなかでも繰り返しこれらを読んでいくことはもちろんのことである。
 さらに加えて寅彦の警鐘「天災は忘れた頃にやって来る」に真摯に耳を傾ける意味でも、もう少しアクティブな企画も考えてみたい。
 たとえば

・フィールドワークとオフライン「寅の日」!!

・その道の専門家と一緒に寅彦を読み解く!!

 さらに具体的企画はやりながら考えていきたい。

 春は進んでいく!!
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!


| | コメント (0) | トラックバック (0)

【お薦め本】『世界は変形菌でいっぱいだ』(増井真那著 朝日出版社 )

Dscn5273

▼私はここ10年ばかりの間に、これまでの生きもの観を大きく変える3つの「ふしぎ!?」な生きものに出会ってきた。

・巧みな糸技を目の前で披露してくれた「ゲホウグモ」
・水をかけたら「乾眠」からみごとに目覚めた「クマムシ」
・エサなしで385日も生きのびた「コウガイビル」

である。
 どれもこれもがビックリの生きものたちだった。
 なんと言ってもいちばん驚いたのは、この3つの「ふしぎ!?」な生きものどれにも、最も身近である我が家の庭で出会ったことである。
 そう、私はこの「ふしぎ!?」生きものたちとずっとずっと一緒に暮らしてきていたのだ。 

 この3つの生きものに出会う前から存在だけは知っていて、ぜひ仲良くしたい生きものがいた。
「粘菌」である!!
これははじめて南方熊楠を田辺、熊野に訪ねたころからはじまっていた。
あの熊楠をあそこまで夢中にさせた生きもの=「粘菌」に興味が湧かないはずはなかった。「動物の世界」の授業びらきに、コウガイビルとともに話題にあげたりもしていた。

▼しかし、まだこの生きものとの本格的なつき合いははじまっていなかった。
 「もうそろそろちゃんと出会ってみたいな。」と思いはじめてていた矢先に偶然出会ったのが、今回の【お薦め本】だ。

◆【お薦め本】『世界は変形菌でいっぱいだ』(増井真那著 朝日出版社 2017.11.10)

 ちょっと読み始めたらやめられなくなった!!
 とっても読みやすくわかりやすい。絶対に【お薦め本】にあげてみたくなる本だった。
 著者は書いた当時なんと16歳!!
 それがまたスバラシイ!!若い感性がこの「ふしぎ!?」な生きものをとらえた。
 教えられること満載だ!!

 興奮のあまり話があちらこちらに飛び回りそうな予感がする。(^^ゞポリポリ)
 そこでいつものようにお薦めポイント3つを先にあげておく。

(1) 変形菌の「キレイ」「フシギ」「カワイイ」が満載だ!!
   
(2) 最高の「変形菌入門書」だ!! 

(3) 科学研究の面白さ・醍醐味のすべてを教えてくれている!!

▼ひとつずついこう。

(1) 変形菌の「キレイ」「フシギ」「カワイイ」が満載だ!!

 こんにちは、増井真那です。  ぼくは変形菌が大好きです。     今16歳で変形菌と10年間いっしょに暮らしながら研究を続けています。  (中略)  この本では、ぼくが変形菌とすごした10年間に  見たこと、体験したこと、知ったこと、考えたこと  ー「キレイ」や「フシギ」や「カワイイ」についてお話しします。  (同書p3より)

 こんな文章からはじまった。なんともこの等身大の語り口調がうれしい!!
 これはまさに真那君と変形菌の10年間の交遊ドキュメントだった。
 真那君の日常の写真、研究生活のドキュメント写真、そして真那君自身が撮影された「変形菌」の写真等々すべてがすばらしかった。写真、図に添えられたコメントもとてもわかりやすい!!
 それにつられるように次へ次へとページをめくってしまっていた。
 気がついたらすっかり「変形菌」の虜になり、今度は自分の眼でもそれを確かめたいと思うようになっていた。

(2) 最高の「変形菌入門書」だ!! 
 真那君の文章はとてもわかりやすかった。
 専門用語を使うときにも必ずシロウトにわかるようにくわしく解説してくれていた。
 たとえば、私は恥ずかしながら、まだ熊楠の「粘菌」と「変形菌」のちがいがよくわかっていなかった。その説明をわかりやすくこう書いてくれていた。

変形菌?粘菌? 「粘菌」って聞いたことありますか?  たぶん、変形菌よりも粘菌のほうが、なじみのある人が多いのではないでしょうか。ここまで、当然のように「変形菌」と話してきましたが、変形菌イコール粘菌と考えてもらって大丈夫だと思います。   「粘菌」と呼ばれたことがある生物は3つあって、変形菌はそのひ1つ。あと2つは細胞性粘菌と原生粘菌です。変形菌は「真正粘菌」と呼ばれることもあります。整理すると、「変形菌イコール真正粘菌」で、「変形菌は粘菌のなかま」です。(同書p51より)

 「ソウダッタノカ!!」「わかった!!」(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
 それにしてもうまい説明だ!!

 こんなくだりもある。

 このように変形菌には4プラス1、合計5つの姿があります。もちろんどれも変形菌です!変形菌好きの人は、変形体派と子実体派に分かれるって聞いたことがあります(胞子派とか粘菌アメーバー派は聞いたことないな……そういう人いますか?ぼくは最近、胞子っておもしろいな~って思い始めたんですけど)。(同書p46より)

 これまたうまい!!なにかツボを心得ている!!
 例をあげればきりがない。
 それほど、シロウト・初学者にとてもやさしい「変形菌入門書」なのである。
 
▼どこまでも等身大に語る「変形菌の世界」!!
 面白いかぎりである。最後にいこう。

(3) 科学研究の面白さ・醍醐味のすべてを教えてくれている!!
 シロウト・初学者にやさしい「変形菌入門書」だからと言ってけっしてそのレベルをさげてはいない。
 むしろホンモノの「科学研究」とはこんなものだと教えてれているようだった。
 第3章 ぼくの変形菌生活
第4章 変形菌と暮らしてぼくはいろいろ考えた
第5章 変形菌の「自他」の研究
を圧倒される思いで読んだ。

 とりわけ第5章の「研究」には興味津々だ。
 最後に「ーあとがきにかえてー変形菌がぼくにくれたもの」で、10年間の変形菌研究生活をふり返って次のように語っていた。

 みなさんに支えられて研究が進むたびに、ぼくは学会やコンテストなどで成果を発表してきました。「発表をすると知識が増える。人とのつながりが増える」ということは新鮮な驚きでした。変形菌や生物の研究者だけでなく、本当にさまざまな分野の方々と出会い、議論ができる。それが刺激になるし、楽しくてしかたないということにも気づきました。 研究友だちも増えました。生物だけでなくいろいろな分野に夢中な子がいっぱいいて、研究を続けていると、またどこかで会える。それもうれしいことでした。  こうしたつながりは、気がついたら日本中、そして今では海外にも広がっています。(同書p150より)

 こんなの読んでいるとすっかり真那君のファンになってしまう。
 いつかどこかで直接、真那君のレクチャーを受けたいものだ。

さあ、今年の夏は、第四のこの「ふしぎ!?」な生きもの=「変形菌」と出会うことができるだろうか!?
o(^o^)o ワクワク

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«「雪は天から送られた手紙である」!!