2020年・夏の「自由研究」は!?(7) #自由研究 #エマグラム #アメダス #オンライン自由研究

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▼久しぶりの「青空」が妙にうれしかった。
 傘を持たずに歩いてみて気づいた。
 あの栗の花は、もうイガグリになっていた!! 
 夏草は繁っていた!! 
 雨の間にも、季節は進んでいたのだ。この アタリマエ !!

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▼7月前半。
 私たちが暮らす「大気の物理学実験室」に何が起こったのだろう。
 3つのWebテキスト試案をつかってふり返ってみよう。

◆Webテキストミニ試案「エマグラム~エマグラム鉄道物語~」

◆Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」(pdf版)

◆Webテキスト試案「アメダス」(PDF版)

▼こうして見てみると、プロ仕様と思い込んでいるデータもけっこう面白い!!
 他の分野においても、専門家しか使わないと思われているデータのなかにも「自由研究」に役立ちそうなものがいっぱいあるにちがいない。
 それをそのままにしておくのは モッタイナイ!!

 「自由研究」に役立ちそうなプロ仕様のデータを発掘しよう!!

▼発掘したなら、それらを使いこなす術を学ぼう!!
 それでこそ

 オンライン「自由研究」は一生モノ !!

 となるだろう。
 
(つづく)

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中谷宇吉郎「虹」を読む!! #中谷宇吉郎 #虹 #科学の学校「にじ」

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▼先日の第111回ファラデーラボ「かがく」カフェ(「虹のかがく~虹と光学現象 6次の虹を見る方法~」) において講師の佐藤誠先生にたいへん興味深い文章を紹介していただいた。

◆中谷宇吉郎「虹」

 青空文庫にはまだあがっていないが、ここに行けば読めると教えてもらった。
 あの中谷宇吉郎が書いているということにも惹かれて読んでみた。

▼この文章の初出は、科学の学校「にじ」の創刊号であるという。

◆科学の学校「にじ」

科学の学校「にじ」は1947年10月にに実業之日本から創刊され、翌1948年11/12月号をもって廃刊となった子ども向けの科学雑誌である。

 えっ!?
 これが「子ども向け科学雑誌」!? と思いたくなるほど高いレベルのことが書いてある。
 雑誌のタイトルも「にじ」、その創刊号の巻頭「よみもの」が、この中谷宇吉郎「虹」ということで気合いも入っていたのだろう。
 しかし、よく読んでみると なかなか面白い!!

▼私は、これまでにこれほどまとめて虹に関してくわしく解説された文章を読んだことがない。
 「へぇー、そうだったのか!!」とはじめて知って驚くことも多かった。
 
 文章はさすが中谷宇吉郎だ!!
 導入からみごとなものだ。少しだけ気に入ったところを引用させてもらおう。

一度でも本当によく自然を見た人には、虹の色というような分かり切ったことにも、すぐ疑問が出て来るはずである。それが当然なのであって、実は分り切ったことではないのである。

 アタリマエ!!と見逃さず、自然をよく観察することからはじめようと呼びかける。
 宇吉郎流の「科学のすすめ」デアル。
 そして、次のように展開する。

 こういういろいろな現象を、順を追って説明してみよう。そして中学校の教科書にまでのっているくらい、分り切ったことと思われている虹の現象が、なかなかそう簡単なものではないことを、知っていただくことにしよう。

 

 私自身も「そうだったのか!!」とはじめて合点することも多かった。
 さらには

ところが困ったことには、前にも言ったように、実際の虹は、時によって幅が広かったり狭かったりするし、スペクトルの七色を全部揃えている方がむしろ珍しいのである。それで以上の説明、すなわち普通の教科書にかいてある説明では不十分であることは明白である。

▼最後もとても納得のいくまとめである。(「立春の卵」の最後を思いだした。)
 あまりに気に入ったので長くなるが引用させてもらう。

それをよく見ないことがいけないのである。実際の虹をよく見ないで、虹は七色と思いこんでしまうのは科学の心に反していることなのである。
 自然というものは、非常に複雑で、不思議なことにみちみちているものである。虹などは、その中でも比較的簡単なものであるが、それでもこれだけの説明をひつようとした。実はこれでもまだもんdないは残っているのである。こういう複雑な現象を一つ一つ明らかにして行く時に、はじめて人間は自然の美しさを本当に理解出来るのである。

 わかったつもりになっている人へも警告してくれていた。

「虹は水滴の反射屈折によるスペクトル作用さ」と言って、それ以上実際の虹を見ない人がある。そういう人には虹の美しさは分らない。学問によって眼をあけてもらうかわりに、学問によって眼をつぶされた人である。

 これは、「虹」に関する最高の「科学よみもの」である。
 科学絵本「虹」の復刻を望みたい!! 

 梅雨が明けて、今度、「虹」を見るのが楽しみだ o(^o^)o ワクワク

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【Web更新7/12】20-28 新・「自由研究」のすすめ試論 等 更新!!

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向日葵や曇天に立ち向かいたり 20/07/11@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】20-28
週末定例更新のお知らせ
 「ゆっくり行く者は遠くへ行く!!」
 どこかの国のコトワザにこんなのがあったような。
 これにたいそう気に入っていた。
 もともと「ゆっくり」タイプの人間だが、最近、ポンコツ度を増すにつれ益々 超「ゆっくり」になっている。
 「遠くへ」行けるかは別にして、今の私にぴったりの「スピード」をみつけるのが当面の課題だ!!

◆表紙画像集2020 更新 向日葵
 昨年に引き続き、家の前の超巨大な向日葵が群れ立っている!!
 梅雨空は続く!!
 向日葵は曇天に果敢に立ち向かうかのごとくだった。
 梅雨明けが待ち遠しい!!

◆ 新・「自由研究」のすすめ試論 更新!!
 「2020年・夏の「自由研究」は!?」をシリーズで続けた。
 キーワードは #オンライン自由研究 だ。
 どこまで続けるかは 気の向くままに だ !?

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 超「ゆっくり」になってきた私は、少し取り組みの間口を焦点化する必要も感じてきている(^^ゞポリポリ
 でも、やっぱり これだけは 更新し続けたい。
 ここに、これまでのすべても集約できそうな気がするのだ。

◆「クモ学」のすすめ 更新!!
 3号コガネグモはいつまで?
 今年、出会うコガネグモは どこまでいくだろう?
 梅雨が明けたら もっと 出てくることはあるだろうか?

◆「コウガイビル」を追う 更新!!
 2年連続であったコウガイビルの赤ちゃん 実生ヒガンバナの土のなかに帰してやろうと思う。
 2020/07/09 大賀ハスの葉の上を54号が這っていた。

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから15週目だった。
 本格「観察池」の方には、まだひとつも花芽が見られない。
 一方「水栽培池」には、なんと3号、4号の花芽が突出してきた。
 このぶんだと、梅雨が明けるまでに「あこがれの4日間」がやってきそうだ!!

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2020年・夏の「自由研究」は!?(6) #自由研究 #隠れ帯 #クモ学 #オンライン自由研究

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▼ おっ!!「隠れ帯」だ!!
  一昨日は見られなかったのに、昨日の朝にはあった!!

 「隠れ帯」は、典型的な「X」型をしていなかったが、白い帯は「隠れ帯」にまちがいなかった。
 と言うことは、3号コガネグモは、10日~11日朝までのあいだに、雨の中、ネットの張り替えをしたのだろうか。
 その必要性が生じたのだろうか?
 今度は、なぜ「隠れ帯」をつけたのだろうか?
 そもそも「隠れ帯」とはなんなのだ!? なんのために!?
 長く続く「ふしぎ!?」が またしても…。
▼前にあげた「自由研究」データーベースでこれまでの研究を検索してみることにした。

(5) 理科自由研究データベース
(お茶の水女子大学・サイエンス&エデュケーションセンター)

 「クモ」「隠れ帯」で検索すると とても面白い研究がヒットした。

●クモに会いたい!?Ⅵ

 長年にわたる研究だ。実にスバラシイ!!
 「詳細」も読ませてもらえる アリガタイ!!

▼すばらしい研究を見せてもらいながら、またまた我田引水であるが、「これから」の自由研究として、今から22年前の7月(1998年7月)に4つのことを提言していたことを思い出した。
 4つのこととは、次のようなものだった。

(1) 研究の成果をデジタル処理をしていく。
  ・デジタルカメラの活用(処理、加工・保存性・共有性にすぐれている。)
  ・共通ソフトの使用によりビジュアルで説得力のあるまとめが可能。
  ・研究の蓄積が可能(何年もかけた自由研究も可能になる。)

(2) インタラクティブな研究の可能性を追求する。
  インターネットを利用したテーマに関する情報収集からはじまり、研究の過程においても、電子ネットワークの活用してその道の研究機関・専門家への問い合わせをするなど、これまで以上に広範囲のなかでの「学びあい」のなかから研究をすすめていく。

(3) 遠隔地との共同研究を実現する。
 すでに、「学級・学校間交流」などで、いくつか先行する実践例のある「共同研究」を、生徒個人のレベルでも実現していく。それは、すでにプロの研究者たちが実現している手法でもある。ネットワーキングとしての「自由研究」の具現化である。

(4) Webページ上に研究発表(情報発信)をしていく。
 上記のことをふまえるなら、自由研究の成果をWebページ上に発信していくことは、きわめて有効な方法と言えるだろう。

▼今では、アタリマエのことばかりだ!!
 今から考えると、ちょっと陳腐な言葉遣いのところもあるが、
 今、オンライン「自由研究」を考えるとき、なにかヒントになりそうな気がしてひっぱりだしてきた。

 こうしてみると、オンライン「自由研究」は、「自由研究」だけにとどまらず、これからの学びの「かたち」を考えることにツナガル!!
 オンライン「自由研究」は一生モノだ!!

 そんな気がしてくるのだった。
 
(つづく) 

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2020年・夏の「自由研究」は!?(5) #自由研究 #コガネグモ #クモ学 #オンライン自由研究

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▼ 3号コガネグモは、雨の中でもネットの中心部「こしき」に、待機のスタンスでじっとしていた!!

 3号コガネグモが登場したのは、2020/07/08の朝だった。それまでの2号までが見えなくなっていただけにとてもうれしかった。
 やっぱり雨が降っていた。雨の中、巧みなネットづくりの技を披露してくれた。
 そのときのネットを使い続けているのだろうか!?
 2020/07/09の朝は、待機のスタンスに入っていた。
 あの「X」型の隠れ帯がみられない。どうして!?
 ここは溝を流れてきた水が川にでるところの草むら。
 確かに獲物(虫)たちが現われやすそうに思える。
 水音もはげしい!! ところでクモたちはこの音が聞こえるのか!?

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▼クモたちの「ふしぎ!?」を追いかけていたらきりがなかった。
 こんな不思議で面白い生きものが、身近にいることにどうして気づかなかったのだろう!?
 今となってはそれが最大の不思議だ!!

 2013年夏から始めた「クモ学」のすすめ のはじめに 私はこう書いた。

 最大の「ふしぎ!?」は最も身近にある!!

 還暦を過ぎてからはじめた「クモ学」の最大の収穫はこのことに気づいたことだ。
▼このように身近なアタリマエの「自然」のなかにこそ、「自由研究」のテーマはごろごろ転がっていた。
 新・「自由研究」のすすめ試論を展開するなかで、私は変な方式を提唱していた。
 
 <アカソナキヤ方式>の提唱デアル!!

●<アカソナキヤ方式>

 タリマエ を当たり前として流さずに
 ンガエテミルト けっこう「ふしぎ!?」なことはいっぱいある。 
 ウイエバ そのこと教科書に、本に、Webにあったような。
 ントナク でいい。その「ふしぎ!?」に予想をたててみよう。
 ットコウナルハズ の私の仮説をたててみよう。
 ッパリ そうだったか!!となれば、これは大発見だ。

▼今年の夏は、さらにそれらを発展させて、オンラインでも展開できないものだろうか。
 
 オンライン「自由研究」!!

●その利点は
●その具体的展開は
●注意すべきことは

(つづく)


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本日(2020/07/10)、第258回オンライン「寅の日」!!#藤の実 #traday #寺田寅彦

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▼古びた藤の実の「さや」を拾ってきた。
 机の上にならべてじっくり観察してみると、確かに「ねじれて」いた!!
 私は残念ながら、まだ藤の実の「さや」が「ねじれて」、なかから豆が飛び出す瞬間を目撃したことがなかった。
 状況証拠だけでなく、その「現場」をこの眼で確かめたかった。
 今年こそ!!
▼本日(2020/07/10)は、第258回オンライン「寅の日」である!!
 7月のテーマは、6月に引き続き
 「教科書に掲載された 寺田寅彦作品を読む」
である。
 その1回目の本日は、「藤の実」を読む。

◆本日(2020/07/10)、第258回オンライン「寅の日」!!

「藤の実」(青空文庫より)

▼寅彦が「科学する」の面白さを教えてくれる!!
 それを代表するような作品である。
 これが戦後の教科書にも多く掲載されたというのが納得がいく。
 一夕の偶然の観察は、科学研究論文にまで展開していく。やっぱり寅彦は面白い!!

 書斎の軒の藤棚から居室の障子までは最短距離にしても五間(けん)はある。それで、地上三メートルの高さから水平に発射されたとして十メートルの距離において地上一メートルの点で障子に衝突したとすれば、空気の抵抗を除外しても、少なくも毎秒十メートル以上の初速をもって発射されたとしなければ勘定が合わない。あの一見枯死しているような豆のさやの中に、それほどの大きな原動力が潜んでいようとはちょっと予想しないことであった。

このように考察するのもさすがだが、ここでとどまらないのが寅彦の面白さ!!

この一夕の偶然の観察が動機となってだんだんこの藤豆(ふじまめ)のはじける機巧を研究してみると、実に驚くべき事実が続々と発見されるのである。しかしこれらの事実については他日適当な機会に適当な場所で報告したいと思う。

▼ さらに話は次へと展開していく。

それはとにかく、このように植物界の現象にもやはり一種の「潮時」とでもいったようなもののあることはこれまでにもたびたび気づいたことであった。

 銀杏の落葉を観察して、こう書いていた。

何かしら目に見えぬ怪物が木々を揺さぶりでもしているか、あるいはどこかでスウィッチを切って電磁石から鉄製の黄葉をいっせいに落下させたとでもいったような感じがするのであった。

 今回、これ読んですぐさま思い出したシーンがあった。
 先日観察したばかりの大賀ハス「あこがれの4日間」の4日目だ!!
 それまでは、猛烈な雨にも風にも耐えていた花ビラ、雄しべは、「そのとき」が来れば、またたくまに落ちたのだった。
 「あこがれの4日間」開閉の機巧の「ふしぎ!?」は、まだまだつづけなければと思うのだった。

 さらには、興味深い提言にまでツナガル。

この現象の生物学的機巧についてはわれわれ物理学の学徒には想像もつかない。しかし葉という物質が枝という物質から脱落する際にはともかくも一種の物理学的の現象が発現している事も確実である。このことはわれわれにいろいろな問題を暗示し、またいろいろの実験的研究を示唆する。もしも植物学者と物理学者と共同して研究することができたら案外おもしろいことにならないとも限らないと思うのである。

 寅彦がこう言ってから、87年!!
 不勉強な私はよく知らないが、いろいろ面白い「研究」があるんだろうな。
 機会があれば、ぜひ知りたいものだ。

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2020年・夏の「自由研究」は!?(4) #自由研究 #寺田寅彦 #自由研究の歴史 #オンライン自由研究

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 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」

 「自由研究」へ誘う最高のコトバに聞こえる。
 このコトバについて、あの中谷宇吉郎が書き残してくれていた。

 私が理研にいた三年の間に、先生の仕事を手伝った主な題目は火花放電の研究であった。ずっと以前、先生が水産講習所へ実験の指導に行っておられた頃の話であるが、その実験室にあったありふれた感応起電機を廻(まわ)してパチパチ長い火花を飛ばせながら、いわゆる稲妻形に折れ曲(まが)るその火花の形を飽(あ)かず眺めておられたことがあったそうである。そして先(ま)ず均質一様と考うべき空気の中を、何故(なぜ)わざわざあのように遠廻りをして火花が飛ぶか、そして一見全く不規則と思われる複雑極まる火花の形に或る統計的の法則があるらしいということを不思議がられたそうである。「ねえ君、不思議だと思いませんか」と当時まだ学生であった自分に話されたことがある。このような一言(ひと)ことが今でも生き生きと自分の頭に深い印象を残している。そして自然現象の不思議には自分自身の眼で驚異しなければならぬという先生の訓えを肉付けていてくれるのである。(中谷宇吉郎『指導者としての寺田先生』 青空文庫より)

▼その寺田寅彦自身にも、直接「自由研究」に触れた文章があった。
 昭和三年(1928)十一月『理科教育』に寄稿された「雑感」のなかにあった。
 こうである。

 

小学校でも中学校でもせめて一週間に一時間でもいいから、こういう「自由研究」の時間を設けて、先生も生徒も一緒になって、何でも手近な題目を取扱い、そうして、自然が如何に分らない事だらけであるかという事、その分らない事が、熱と根気で向って行けば少しずつ少しずつ分って行く事、その少しずつ分って行く少なくも分ったような気がして行く事が如何に愉快なものであるかという事などを実習したらいいだろうと思う。先生の分らない事は大抵誰にも本当はよく分らない事である。分らない事は恥でも何でもない。分らない事を分ったような顔をするほど恥ずべき事はない。(寺田寅彦「雑感」 青空文庫より

▼昭和三年(1928)に寅彦が「自由研究」という言葉を使っていることからわかるように、「自由研究」教育は始まっていた。
 大正自由教育運動のなかで誕生したもののようだ。
 また、寅彦の提言に呼応するかのごとく、昭和二十二年(1947)から5年ほど小学校の「教科」として「自由研究」があった時代もあるという。

▼私が言いたいのは、その「自由研究」を復活させようということではない。
 「自由研究」の原初の思念を生かしつつも、今の時代に即した展開だ!!
 今の時代だからこそ可能なこと
 「これから」の時代の「自由研究」のひとつの「かたち」!!

 それが、オンライン「自由研究」だ!!

 その可能性をさぐってみたい!!
 
(つづく)

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2020年・夏の「自由研究」は!?(3) #自由研究 #理科 #コウガイビル

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▼ 動いた!!
  容器のフタにこびりついたモノが動いたような気がしたのだ。
  フタをあけて裏返し、じっくり観察してみた。
  まちがいない 動いている!!
  コウガイビルの赤ちゃんだ!!

 容器の中には、49号、50号、さらに53号の卵が入っていた。
 そう、私は二年連続してクロイロコウガイビルの卵から生まれた赤ちゃんを目撃したのだ。

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▼他のコウガイビル本体はどうしているだろう!?
 小さかった(若かった)51号、52号コウガイビルはまだ元気だった。
 一番最近に出会った53号コウガイビルは、すでに濁った水と化していた。

 偶然の出会いからはじまるコウガイビルとのつき合い!!
 コウガイビル研究は、究極の「ふしぎ!?」
にツナガルものだった。
 
 究極の不思議=「生命とは!?」にツナガル!!

 今年はそんな「自由研究」にいっぱい出会いたいな。
▼昨年、はじめてクロイロコウガイビルの卵をみつけたとき、そのことをくわしく教えてもらったのは、オンラインでその道のプロからであった。どんな「研究」に関しても、その道のプロがいるものだ!!
 私は自分に都合よく勝手にルールをつくっていた。

 ホンモノのプロ(専門家)は必ず応えてくれる!!

 もちろん「前提」となるいくつかのことはある。
 その「前提」はなになのかを学ぶことも「自由研究」の重要な一部!!
▼今、世間では「オンライン」が注目されている。
 実は、実際の科学者たちの科学研究も以前からオンラインはアタリマエになっている。
 今年は、ぜひ

 オンライン「自由研究」への道!!

 が拓かれることを期待したい。

(つづく)

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2020年・夏の「自由研究」は!?(2) #自由研究 #理科 #理科自由研究サイト

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▼ 
 なんというみごとなボルダリング技術だ!!

 それが「ふしぎ!?」でならなかった。
 子規庵の糸瓜の成長ははやかった。ネットをする時期が少し遅れてしまった。
 それでも、しっかりつるを使ってネットにからまり伸びてきた。
 不思議なことに何もない垂直なコンクリートの壁もみごとにクライミングしていた!!
 よく見ると、壁にあいた小さな穴に「巻きひげ」が…!!
 
 やっぱり不思議だ!!どうして、そこに穴があることがわかったのだろう!?
 あのコトバを借りたくなる。
 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」

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▼変則的な夏休みだ。
 「自由研究」をする時間の確保がむつかしいかも知れない。
 だからこそ、ほんとうの「自由」であってもいいかも知れない。

 今年の夏休みもやっぱり自然の不思議は続いているのだから、「自由研究」は続けたいな!!

 今年だからこそできる「自由研究」もあるはず!!

▼これまで参考にすることを薦めてきたサイトは、今年はどうなっているだろう。
 見に行ってみた。

(1) シゼコン(自然科学観察コンクール OLYMPUS)

(2) 日本学生科学賞(公式サイト)

(3) 高校生科学技術チャレンジ 

(4) 科学自由研究.info 

 取り組み方を少し変更するかも知れないが、基本的にはどこもコンクール関係は実施されるようだ。

▼実際に取り組み始めるとき、大いに参考になるサイトをもうひとつあげておこう。

(5) 理科自由研究データベース
(お茶の水女子大学・サイエンス&エデュケーションセンター)

 これまでの「自由研究」が、データーベース化されているのがなんともうれしい!!

 あなたの「ふしぎ!?」の先行研究があるかも知れない!!

(つづく)

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【Web更新7/5】20-27 新・「自由研究」のすすめ試論 等 更新!!

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紅花や高瀬の里のおもひだし 20/07/01@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】20ー27
週末定例更新のお知らせ
 day by day
 week by week
 愉しむこと最優先に!!

 更新する故に我あり!!

◆表紙画像集2020 更新  最上紅花
 東の畑で最上紅花が咲き始めた!!
 それを見ていると、「あの日」のことをまざまざと思い出すのだった。
 高瀬の里の紅花は今…!? 

◆新・「自由研究」のすすめ試論 更新!!
 実に久しぶりのページ更新だ。
 今年はスルーしておこうと思ったが、やっぱりこの時期になると虫がさわぐ。
 こんな「時代」だからこその可能性をさぐってみたい!!

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 5つの試案をつくってみたが、そのままになってしまわないように、機をみてひっぱりだして使ってみたい。
 毎月の「雲見」と俳句「歳時記」は続けながら…。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 オンライン「寅の日」関連の【お薦め本】が続いている。
 私としては、とてもうれしいことである。次はどんな本が読めるかな 楽しみだ。

◆「クモ学」のすすめ 更新!!
 今年のコガネグモはまだ二匹だけだ。
 第1号はすでにどこかに「引っ越し」してしまった。次の登場を待ちたい!!

 「大賀ハス観察池」は蓮根の植え替えからはや14週目だ。
 本命の観察池の方には立葉が多く見らるようになったが、花芽はまだだ。
 「水栽培池」の方には、「あこがれの4日間」を終えた果托が2つ立っていた。
 果托はやはりふくらむ気配はない。 アタリマエ!!

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