サイエンスコミュニケーター宣言(445) #道楽の科学 #共愉の科学 #サイエンスコミュニケーター

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▼あの楽しかった【理科の部屋】30周年記念オフからはや10日がたった。
 まだまだその余韻のなかに居た。
 繰り返しの「反芻作業」をしながら、私自身の「これから」を考えている。

▼「これから」を考えるためには、やっぱり「現在地」を知る必要がある。
 例によって、「現在地」確認のための5つの座標軸をひっぱり出して来る。

(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
(3) 中学校「理科」カリキュラム全課程実践的検討!!
(4) あらたな理科教育コミュニティの構築!
(5) 日本理科教育史を現在進行形のかたちでまとめる。

▼ステージが変わったのだから、この「座標軸」自身の更新を検討する必要性がでてきたのかも知れない。
 と思いつつ、今回はこの「座標軸」に従って、ひとつずつみていこう。

(1) 道楽的「科学」・道楽的「理科」の追求!
 私の「○○の科学」遍歴を思いつくままにあげてみる。
・「常民の科学」
・「等身大の科学」
・「高いレベルの科学」
・「デクノボーの科学」
・「萃点の科学」
・「私の科学」
・「共愉の科学」(convivial science)!!
等などである。
 「現在地」と言うことで言えば、今もっとも気に入っているのが
 「共愉の科学」(convivial science)である。
 これは今回のオフでも確認できた。
 ひとつの話題(教材・実験・モノ)をめぐって、みんなでワイワイガヤガヤ!!
 これが最高に愉しい!!これこそが「科学」だとも!!
 これは「これから」もつづけたいものだ。

▼次の「座標軸」に行こう。
(2) サイエンスイベント・ムーブメントに参画する。
 気持ち的には継続しているつもりではある。
 しかし、体力的にポンコツ度を増すばかりである。
 これまでのようなかたちで自由に動きまわることができない。
 「これから」の「かたち」を、しばし模索してみたい。

(つづく)

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2023年12月(師走)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会

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▼我らが寅日子先生も「山茶花」を詠んでおられた。

 垣越しに山茶花散りし小溝かな (明治31-2年)
 山茶花や君在しゝ日さながらに (大正15年)


▼今月も名句の鑑賞 より<俳句修業>をはじめよう!!
 名句の参考にさせてもらうのは、いつものように

◆NHK「俳句」 テキスト

である。ここより巻頭の名句10句を引用させてもらう。 

(1) 枯れ木山ほそほそと瀧こぼしけり 本井 英
(2) 草も木も枯るる歓び山眠る 宮坂静生
(3) 冬帽子被り直してゐる埠頭 星野高士
(4) マフラーして猫の会議に出席す 鈴木光影
(5) ダンボール箱を積み上げ路地師走 行方克巳
(6) 酔うて泣きデザートを食ひ年忘れ 岸本尚毅
(7) 数へ日のせまる紺青駿河湾 恩田侑布子
(8) 大年の火を炊いてゐる向う岸 石 寒太
(9) うしろから前へ景色や暖房車 岩田 奎
(10) いま?渋谷の交差点。雪が降ってる 神野紗希

▼次の修業はいつものように勝手なシロウト「選句」である!!
 
【私の選んだ名句ベスト3】

(2) 草も木も枯るる歓び山眠る 宮坂静生

(9) うしろから前へ景色や暖房車 岩田 奎

(5) ダンボール箱を積み上げ路地師走 行方克巳


【次点】

(8) 大年の火を炊いてゐる向う岸 石 寒太

【選評】
・「山眠る」という季語が大好きだ。「枯るる歓び」もなかなかいい!!
・「暖房車」に反応だ!!いつも利用していた列車の窓ガラスのくもりを思い出した。
・師走のあるある景がいい。ダンボール箱がきわめて効果的である。

・年末年始は「火」の景を見ることが多い。光と音、煙のにおい 厳粛な気持ちになったりする。

▼やっぱり究極の修業であり楽しみは、自分で句を詠んでみることだ。
 さらには、それを「句会」等に投句してみることだ。
 リアル「句会」のハードルは高いかも知れないが、オンライン句会では誰でも簡単だ。
 あなたも一緒に挑戦してみませんか!? 


◆第40回オンライン句会「寅の日」12月例会案内!!


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2023年12月(師走)の「雲見」は!? #雲見 #もくもくシール

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▼ついに12月(師走)だ!!
 12月の「雲見」を予想する前に11月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダー(理科ハウス)でふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴   8      
・巻雲   0  
・巻積雲  0  
・巻層雲  2       
・高積雲  3   
・高層雲  1       
・層積雲  8    
・積雲   4     
・層雲   1
・乱層雲  3 
・積乱雲  0

 いつも思うが、そんなことない!!「巻雲や巻積雲も見たよな!?」と。
 まあ、一日一枚のシールと決めているからしかたない。
 11月で目立ったのは、「層積雲」8 =ちょっと迷ったらコレ!!
            「快晴」8 = 秋晴れ 冬晴れ!!
 あいかわらず、アメダスの記録から最高気温~最低気温をメモしてみた。
 なんと月のはじめに「夏日」が二日もあった。
 さらに驚くことは、月のはじめの最低気温が、月のおわりでは一日の最高気温になっていることだ!!
 寒くなったものだ。

▼12月(師走)の「雲見」の予想に入ろう。
 まず昨年の12月の天気図を参考に見てみよう。

◆日々の天気図 2022年12月 (気象庁) 

・今年の冬はほんとうに「暖冬」かな!?
・「初雪」はいつかな!?
・大賀ハス観察池に氷がはるのはいつかな。
・もくもくシールは何を多く貼ることになるかな。
・少し「高層天気図」も意識する冬としたい。

▼次は、ずっとお世話になっている参考本だ。

◆『12ヶ月のお天気図鑑』(武田康男・菊池真以著 河出書房新社)

 ここから、12月の画像のタイトルだけ引用させてもらう。
「寒空」
「海鳴り」
「地球影」
「初氷」
「紅富士」
「寒波」
「山茶花梅雨」
「波の花」
「ふたご座流星群」
「冴える」
「けあらし」
「冬の月」
「黄昏」
「初雪」
「陽炎」

 すばらしい景ばかりだ。自分でも挑戦してみたいものだ!! 

▼【理科の部屋】30周年記念オフで最高にうれしかったのは、この「雲見」のプロたちが一同にそろって参加してくださったことだ!!
 こんなゼイタクなオフはない!!
 お話を聞けば聞くほど「雲見」の面白さを実感した。
 ありがとうございました。

 また「雲見」の旅も復活させたいものである。
 
  

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マッチの祖・清水誠を追う!!(4)~東京編~ #新燧社 #亀戸天神社 #マッチ #燐寸 #清水誠

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▼ずいぶん時間がすぎてしまった!!
 前回、マッチの祖・清水誠を神戸に追ったのは、2020.1.06 であった。

マッチの祖・清水誠を追う!!(2)~神戸編(その1)~ #マッチ #燐寸 #清水誠
マッチの祖・清水誠を追う!!(3)~神戸編(その2)~ #マッチ #燐寸 #清水誠


『燐寸(マッチ)一本 化学の元!!』を再開したいとずっと思っていた。
 【理科の部屋】30周年記念オフで上京したこの機会に、清水誠を東京に追ってみた!!
 両国高校の校庭に「新燧社」跡地の碑があることを、以前に村松さんにも教えてもらっていた。
 オフから一夜明けた11/24早朝より訪ねてみた。
 学生さんたちはちょうど登校しているときだった。事務所の受け付けで話をすると、先生が丁寧にその場所まで案内してくださった。
 アリガタイ!!深謝。
 おおっ まちがいない。コレダ !!

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▼ここまで来たのだから、もう一カ所訪ねてみたいと思っていたところがある。
 「亀戸天神社」である。
 ここに「清水誠の碑」があると、ものの本には書いてあった。
 両国高校から神社まで歩いてみた。
 地理のまったくわからぬまま歩き続けた。朝で忙しく行き交う人に、尋ね尋ねしながらやっとたどり着いた。
 ここもまた広い神社のなか、どこにそれがあるのかわからなかった。
 受付に行き、事情を話した。
 ここでもまた、丁寧にその場所まで案内してもらった!!
 またまた アリガタイ!! 深謝。
 おおっ 「清水 誠」だ!!
  昭和20年3月の空襲で、真ん中から折れてしまったものを基に、昭和50年に半分のサイズで再建されたものであるという。

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▼金沢からはじめたマッチの祖・清水誠を追う旅も、ずいぶん長くかかるものになった。
 2019.09.09~2023.11.24
 4年と2ヶ月あまりだ。

 さて、次はどこへ行こうかな!?
 
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第40回オンライン句会「寅の日」12月例会案内!! #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム


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▼寺田寅彦は、1935年12月31日に亡くなった。
 従って、大晦日が忌日ということになる。手持ちの歳時記には【寅彦忌】として二句があがっていた。

 椋鳥の森尾長の森や寅彦忌 山田みづえ
 珈琲の渦を見てゐる寅彦忌 有馬朗人

▼寺田寅彦に師事する我らが句会=オンライン句会「寅の日」も、はや40回をむかえることになる。
 投句のお題はいつも「当季雑詠」として、その季節の季語を自由に選び詠むことにしているが、12月の句会では、【寅彦忌】に挑戦してみようかなと思っている。うまく詠めるかな!?

▼あらためて、第40回オンライン句会「寅の日」12月例会の案内をあげておく。
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第40回オンライン句会「寅の日」12月例会実施案内

0.はじめに
 本会をオンライン句会「寅の日」と称する。
 オンライン「寅の日」から生まれたオンライン句会です。
 俳句結社「寅の日」が運営しています。
 寺田寅彦に師事します。 

0からはじめる人のためのオンライン句会です。

 本会は「夏雲システム」を利用させてもらっています。

1.原則として月一回の月例句会を実施します。

2. 参加者
 あらかじめ登録された者のみ。
 (「俳号」をきめて、【句会「寅の日」参加希望】のタイトルで楠田までメールをください。)
 
3.投句のお題
・当季雑詠(その季節の季語を自由に詠む。)

4.句数
・5句だし
・5句選(特1・並4)特選は2点 並選は 1点 扱い
・予選句は自由 

5.【投句期間】
 2023年12月1日0時から15日23時30分まで
 
6.【選句期間】
 2023年12月16日0時から25日23時30分まで  

7.【結果発表】
 2023年12月26日から
同時に「談話室」が書き込み可能になります。

8.賞について
 ・最高得点句は最優秀句であり、その句会の「寅日子」賞とする。
 ・特別賞として、次の賞を設ける。
 「これぞ科学!!」が詠まれた句 → 「牛頓」(ニュートン)賞!!
 「よくぞそこまで観察した!!」という句 → 「藪柑子」賞!!
  特別賞は、毎回でなくてよい。
  もちろん「寅日子」賞と重なることがあってもよい。
  参加者が、選評の際に書き込むようにようにしたい。複数票を獲得したときに受賞としたい。

9.注意事項
 参加する前に「夏雲システム」、「同意事項」をよく読んでおいてください。

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▼オンライン句会「寅の日」は、オンライン「寅の日」の取り組みから派生してはじまった。
 オンラインでなければならないという状況は変化してきた。
 しかし、オンラインであることの「利点」もいっぱい発見した。
だから、今のところこの句会をやめる気はない。

 一方で、リアル「句会」、リアル「吟行」の夢もある。
 リアル「吟行」は、どこがいいかな!?
 いつでも夢を語るのは楽しいものだ。 

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本日(2023/11/28)、第364回オンライン「寅の日」!! #物理学実験の教授について #理科教育 #traday #寺田寅彦

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驚いて見ていると、それから十余間(けん)を隔てた小さな銀杏(いちょう)も同様に落葉を始めた、まるで申し合わせたように濃密な黄金色の雪を降らせるのであった。不思議なことには、ほとんど風というほどの風もない、というのは落ちる葉の流れがほとんど垂直に近く落下して樹枝の間をくぐりくぐり脚下に落ちかかっていることで明白であった。なんだか少し物すごいような気持ちがした。何かしら目に見えぬ怪物が木々を揺さぶりでもしているか、あるいはどこかでスウィッチを切って電磁石から鉄製の黄葉をいっせいに落下させたとでもいったような感じがするのであった。

 あの有名な「藤の実」(青空文庫より)の一節である。
この「瞬間」の景に出会いたくて、身近な銀杏の樹の観察をつづけている。

▼本日(2023/11/28)は、第364回オンライン「寅の日」である。
 11月テーマは、【理科の部屋】の誕生月であることを記念して

【11月テーマ】「寅彦と理科教育」

 としている。その3回目の本日は「物理学実験の教授について」を読む。

◆本日(2023/11/28)、第364回オンライン「寅の日」!!

●「物理学実験の教授について」(青空文庫より)


▼たいへん興味深い提言からはじまった。

単に教科書の講義を授くるのみならず、生徒自身に各種の実験を行わせる事になり、このために若干の補助費を支出する事になった。これは非常によい企てである。どうかこのせっかくの企てを出来るだけ有効に遂行したいものである。

 これは大正7年(1918)に書かれたものである。
 1918年が気になっていた!!
 『増補 日本理科教育史 付・年表』(板倉聖宣著 仮説社)の「年表」から1918年の一部を引用させてもらおう。

●1918年1月19日 理科教育研究会 東京帝国大学で発会式(会長 林博太郎)
●1918年2月5日 文部省、師範学校・中学校の物理・化学に生徒実験を課すことを定め、「物理及化学生徒実験要目」を訓令。生徒実験設備費として臨時補助金20万円余を国庫支出。
●1918年4月△日 理科教育研究会『理科教育』創刊

 「日本理科教育史」を語るうえで忘れることのできない年であることは確かだ。
 元にもどう。こうつづける。

 云うまでもなく、物理学で出逢う種々の方則等はある意味で非常に抽象的なものであって、吾人の眼前にある具体的な、ありのままの自然そのものに直接そっくり当て嵌(は)められるようなものはほとんどないとも云われる。「AがあればBが生ずる」というような簡単な言葉で云い表わしてある方則には、通例「ただAだけがあってその他の因子A'の図A''の図……等がないならば」という意味を含めてある。

眼前の自然は教科書の自然のように注文通りになっていてくれぬから難儀である。

▼話はより具体的に及んでいく。

 ビーカーに水を汲むのでも、マッチ一本するのでも、一見つまらぬようなことも自分でやって、そしてそういうことにまでも観察力判断力を働かすのでなければ効能は少ない。

先生の方で全部装置をしてやって、生徒はただ先生の注意する結果だけに注意しそれ以外にどんな現象があっても黙っているようなやり方では、効力が少ないのみならず、むしろ有害になる虞(おそれ)がある。御膳を出してやって、その上に箸で口へ持ち込んでやって丸呑みにさせるという風な育て方よりも、生徒自身に箸をとってよく選り分け、よく味わい、よく咀嚼(そしゃく)させる方がよい。

さらには示唆的が文章がつづく。
数十種の実験を皮相的申訳的にやってしまうよりも、少数の実験でも出来るだけ徹底的に練習し、出来るだけあらゆる可能な困難に当ってみて、必成の途を明らかにするように勉つとめる方が遥かに永久的の効果があり、本当の科学的の研究方法を覚える助けになるかと思う。実験を授ける効果はただ若干の事実をよく理解し記憶させるというだけではなく、これによって生徒の自発的研究心を喚起し、観察力を練り、また困難に遭遇してもひるまずこれに打勝つ忍耐の習慣も養い、困難に打勝った時の愉快をも味わわしめる事が出来る。その外観察の結果を整理する技倆も養い、正直に事実を記録する癖をつける事やこのような一般的の効果がなかなか重要なものであろう。

 物理実験を生徒に示すのは手品を見せるのではない。手際(てぎわ)よくやって驚かす性質のものではなく、むしろ如何にすれば成功し如何にすれば失敗するかを明らかにする方に効果がある。それがためには教師はむしろ出来るだけ多く失敗して、最後に成効して見せる方が教授法として適当であるかと思う。

もともと実験の教授というものは、軍隊の教練や昔の漢学者の経書の講義などのように高圧的にするべきものではなく、教員はただ生徒の主動的経験を適当に指導し、あるいは生徒と共同して新しい経験をするような心算(つもり)ですべきものと思う。

この場合に結果を都合のよいようにこじつけたり、あるいは有耶無耶(うやむや)のうちに葬ったり、あるいは予期以外の結果を故意に回避したりするような傾向があってはならぬ。却って意外な結果や現象に対しては十分な興味をもってまともに立向かい、判らぬ事は判らぬとして出来る限りの熱心と努力をもってその解決に勉めなければなるまい。

時代背景も考慮しておくことは確かに大切なことである!!
100年の時空を超えて響いてくるものがあるのは寅彦の凄さだ!!

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【Web更新11/26】23-48 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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冬の蠅しばしの動き停めにけり 23/11/25撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】23-48
週末定例更新のお知らせ
 【理科の部屋】誕生月である11月最後の週末定例更新である。
 まちがいなくひとつのことが過ぎた!!

 すぎ来しみちはなつかしく
 ひらけくるみちはたのしい。
 みちはこたえない。
 みちはかぎりなくさそうばかりだ。(『峠』より)

◆表紙画像集2023 更新 冬の蠅 花八手
 今年も西の庭の八手の花が咲き始めた。
 いっきょに虫たちが集いはじめた。どんなシグナルがあったのだろう!?
 冬の蠅のレセプターは、なにをとらえたのだろう。
 「分子」で言えば、それは何?
 冬の蠅はしばし動きを停めてしまった。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 長いあいだの念願であった【理科の部屋】30周年記念オフを終えることができた。
 多くのひとのおかげである!!
 あらためて実感した。
 【理科の部屋】のヒューマンネットワークは凄い!!

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 11月テーマの「寅彦と理科教育」は、もう一回で終わる。
 12月テーマは「寅彦と自然観」である。
 12月は寅彦忌の月でもある。
 寅彦のもっともベースにあった「自然観」とは!?

 大賀ハス観察池、蓮根の植え替えから35週目である。
 今年の枯れ蓮の葉は、なんとなくみすぼらしく感じる。
 「初氷」の観察はまだだ。

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【祝】【理科の部屋】30周年記念オフ は最高に楽しかった!! #理科の部屋 #30thrika #記念オフ

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▼【理科の部屋】は、11月23日(木)ついに満30歳になった。
 やっぱり30年は長い!!
 いや、いっぱいいろんなことがあったから「またたく間」とも言える。

 その30周年を記念して、【理科の部屋】30周年記念オフを実施した。
 結論から言う。

 【理科の部屋】30周年記念オフ は最高に楽しかった!!

▼今年のはじめから、このオフを考えていた。
 しかし、なかなか具体的な企画がまとまらなかった。
 途中で断念しようかと思ったこともあった。
 今はきっぱり言える。
 やっぱり やってよかった!!
 
 【理科の部屋】30周年記念オフ は最高に面白く、充実したものになった!!
 
▼なかみが充実しすぎていて、ポンコツ頭の私にはなかなか「まとめ」ることもできない。
 しばらくは、ゆっくり ゆっくりと「反芻作業」が必要なようだ。
 でも感動したということと、感謝の気持ちだけは、今のうちに「記録」しておきたかった。

 まず第一部だ。
 次から次とつづく「報告・発表」は凄かった!!
 こんなゼイタクな研修会(講演会)は、どこにもないだろう!!
 あの人たちの話が同時に、生でリアルタイムで聴けるのである。
 【理科の部屋】 バンザイ!!
 モッタイナイ!! 感動の連続だった。

▼第二部の「これからの【理科の部屋】」についても、最高に面白かった。
 やっぱり、これだけの人たちが集まって語り合えば、「これから」にヒントになることがいっぱい飛び出してきた。
 やっぱり ホンモノは 凄いな。
 
 情報は発信するところに集まる!!
 情報は交叉するところに生まれる!!

 は ほんとうだ!!

▼「懇親会」でも、熱く熱く語り合いがつづいた。
 オフって やっぱり面白い!!
 こんな面白いオフが実現したのは、会場をかしていただき、なにからなにまでお世話になったナリカさんのおかげである!!
 深謝!!

 【理科の部屋】30年の「歴史」に関わってくださったすべてのみなさんに大感謝です。
 【理科の部屋】の「これから」がうんと楽しみになってきました!!

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【理科の部屋】30周年記念オフ は明日 11/23(祝・木)!!(2023/11/22版・最終版) #理科の部屋 #30thrika #記念オフ

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▼【理科の部屋】は、いよいよ明日満30歳の誕生日を迎える!!

◆【理科の部屋】30年史年表

 そして、それを記念しての【理科の部屋】30周年記念オフは明日だ。
 その最終案内をあげておきます。

▼現段階(2023/11/22)での案内+スケジューを再掲

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■【理科の部屋】30周年記念オフ

【日時】2023年11月23日(祝・木)午後~
【会場】 ナリカ(旧中村理科)
        (東京都千代田区外神田・最寄駅:JR御徒町など)
【参加費】無料(一部・二部のみ)

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●スケジュール(あくまで予定)。

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【スケジュール】
 12:45~  受付(ナリカ)
 13:00~13:30 ガレージセール
 13:30~15:30 第一部:参加者報告・発表
 ○「【理科の部屋】と私」 等 自由なテーマで語り合いたい!!
 ○参加者自己紹介
 15:30~17:00 第二部:提案・討議+祝賀会
 ○「これからの【理科の部屋】」 河野 晃さん
 ○実験などを余興に
 ○祝賀会の「かたち」は現在検討中!!
17:30 ~19:30 第三部: 懇親会 +祝賀会(場所決定)
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▼「ガレージセール」「第一部」「第二部」ともに当日参加受け付けています!!
 この機会に「ナリカの空気を吸ってみよう」と言う方も大歓迎です。
 途中参加、部分参加も可です。気楽に参加してみてください。

 では明日、お会いしましょう!!

 情報は発信するところに集まる!!
 情報は交叉するところに生まれる!!
 

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2023年12月のオンライン「寅の日」は #自然観 #traday #寺田寅彦

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▼私の「土佐の寅彦」詣では必ず訪れる定番スポットのひとつに「高知県立文学館」がある。
 
●高知県立文学館(寺田寅彦記念室)

 「寺田寅彦記念室」では、三本の「実験」ビデオを見ることができた。 
   「渦巻きの実験」
   「地滑りの実験」
  「割れ目と生命の実験」
 傑作揃いだ!!寅彦の世界を堪能できる。超お薦めである。

▼2023年12月のオンライン「寅の日」の計画をたてる時期である。
 12月テーマは、寅彦の世界のメインテーマである自然観についてにしたい。

【12月テーマ】「寅彦と自然観」

 2023年12月には寅彦忌(12/31)を含めて3回ある。

■2023年12月のオンライン「寅の日」!!
◆第365回オンライン「寅の日」 …12/10(日)
◆第366回オンライン「寅の日」 …12/22(金)
◆第367回オンライン「寅の日」 …12/31(日)

▼「自然観」とはテーマが大きすぎて、どの随筆(作品)もあてはまるような気がしてきて、何を読むかでけっこう迷ってしまった。
 自然とは、少し見方を変えればこう見えてくるという次の2作品を選んだ。
 「塵埃と光」「身長と寿命」(「空想日録」より)である。
 寅彦忌である12月31日には、例年のように「日本人の自然観」を読む。

■2023年12月のオンライン「寅の日」!!

◆第365回オンライン「寅の日」 …12/10(日)「塵埃と光」(青空文庫より)

◆第366回オンライン「寅の日」 …12/22(金)「身長と寿命」(「空想日録」より)(青空文庫より)

◆第367回オンライン「寅の日」 …12/31(日)「日本人の自然観」(青空文庫より)

 

▼はやく「土佐の寅彦」詣を再開したいものである!!
 計画をたてるだけでもわくわくして来るのである。

 今年も「ゆく年・くる年」は、「日本人の自然観」を読んですごしたいものだ。

 

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